ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

愛、アムール

2017-04-13 | 映画
パリ在住の80代の夫婦、ジョルジュとアンヌ。
共に音楽教師で、娘はミュージシャンとして活躍と、充実した日々を送っていた。
ある日、教え子が開くコンサートに出向いた2人だが、そこでアンヌが病で倒れてしまう。
病院に緊急搬送され、かろうじて死だけは免れたものの、半身麻痺という重い後遺症が残ってしまう。
家に帰りたいというアンヌの強い願いから、自宅で彼女の介護を始めるジョルジュ。
しかし、少しずつアンヌの症状は悪化していき、ついに死を選びたいと考えるようになり…。
(Yahoo!映画あらすじより)

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あーーーー、もう。これはダメ
鉛の塊を飲み込んだような。
つらい・・・つらすぎる。
多分、数日は引きずるわ…

こんなに重くて苦しくて心揺さぶられる映画は久しぶりじゃない?
そして
THE・フランス映画。
全く説明せず、音楽も言葉もなく、画の力だけで持っていく感じ。
さすがです。

窓から入ってきた鳩をようやく捕まえて、胸に抱くシーンなんて、
もうこれ意味分かんなくてもグッとくる秀逸なシーンです

そして、妻が夫に向かって「コートを着ないの?」と促して2人で出かける
ラストシーン・・・
きっとこの先、何度思い出してもウルっときてしまうシーンだと思う。
真央ちゃんのソチのフリーと一緒です(違うか?
とにかく、完璧なの。

細かいことを聞くのは野暮です。
深く悲しい余韻にひたることが大切!

冒頭のシーンから、結末は分かっているハズなのに
ただただ切なさに圧倒されます。
しかしやはりこれは素晴らしい映画と言わざるを得ないでしょう。

誰の身にも起こりうること。
ぜひ観ていただきたい




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