ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

食堂かたつむり/小川糸

2011-03-05 | 読書
突然、同棲していた恋人に何もかも持ち去られ、ショックのあまり
主人公の倫子は声を失ってしまう。
たったひとつ手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。
山あいの郷里に戻った倫子は、一日一組のお客様だけをもてなす、
小さな食堂を始める・・・。

================
はい。
・・・まぁ、みんなが言うほど悪くは無かったです。
ってか、食堂で、ペットが豚ってところで、うすうす嫌な予感は
していましたが

あと、ちょっと料理に対する表現がくどすぎる、かなぁ。
一日一組しかお客とらないのに、そんな原価高い料理出して
現実的じゃないよね、とか。
冷静な考えが頭を支配して離れなかった

ただ、とても心に響く文章がありました。


~~~
自分で料理を作っても、自分の味しかしない。
タコが自分の足を食べて腹を満たしているよう
~中略~
料理は自分以外の誰かが心を込めて作ってくれるから
心と体の栄養になるのだ。
~~~


本当に、ね~
主婦なんて、つくづく因果な商売だと思うよね。
作ってばかりで、大して感謝もされず(←私だけかな

私も誰かが作る心がこもった料理食べたいなぁ・・・


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うん。 (ゆき)
2011-03-07 23:04:19
今となっては、さほど悪くもなかったかなと(←さらっと。笑)

確かに。
心を込めて作らなくちゃ、心の栄養にはならないんだよねー。
日々ばたばたと作ってるからなぁ。
わかってはいるんだけどねー
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>ゆきさん (ペンギン)
2011-03-12 21:04:28
炊事は毎日のことだからね~。
いちいち心込められないよね

ただ、食べている奴らに言いたいわけ。
「当たり前と思うなよ!」と。
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決めた! (うさぎ)
2011-03-14 19:26:32
よし、決めた!
先週友達が紹介してくれたお店がすばらしかったので、今度帰省したら是非連れて行ってあげたいです。
一品一品心がこもった薬膳料理。
こちらにしては少々いいお値段設定ですが、
納得の食事です。
「少しずつ美味しいものを」という私たちにぴったりかも

私はこの作品、映画で見たよ。
映画はまあまあ、ってとこでした。
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うれしい!! (ペンギン)
2011-03-16 21:18:03
薬膳料理大好き!
美味しいものを少し、というのが最高の贅沢です
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