ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

英才教育

2009年07月19日 | 社会派らぼ


友人がテレビに映るから…とメールをくれたので、スイッチをつけました。「IQの高い子ども達ばかりを集めて、IQを高くする教育をしている」との学校紹介と、「3人の子どもを現役で国立大に入学させたお母さんの子育て法」が放映されました。(ちなみに前述の友人とは、後半のお母さん…です。)

見るべきものがある内容でしたが、何か釈然としないものがあります。親や先生が当たり前に取り組むべきことがキチンと指摘されていたと思うのです。それを「IQを高める」とか「現役で国立大に…」といった週刊誌的な調理の仕方をすることが、何かしらを歪めるような気がしてしまいます。

理解力や想像力、考察力、思考力を高めることが急務で、暗記力のみに頼らせる今の教育に限界を感じているのは前々からなのですが、それを単純な「英才教育」という言葉で演出してしまうと危険です。それはもっと深い人間を育てるためにこそ大切なのであって、表層的なものに終始すべきではありません。

本当に大切なことは、どのようにして真の力をつけさせるべきかということを、もっと国・自治体レベルでシッカリと検討して、子どもたちに課す教育内容を見直すことと、それらを指導できる教育者の緊急養成です。


インデザインCS2でCS3のファイルを開く
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新型インフル騒動

2009年07月17日 | 雑談
夏場には一旦収束し、今冬の再燃が懸念されていた新型インフルエンザですが、なかなか納まりそうもありません。どうも患者の数は各地で再び増えているようです。せんだって、大阪府は新型インフルエンザ患者の診察・治療を、当初の計画であった発熱外来から、全医療機関に変更しました。全国的に、発熱外来は廃止が検討されているようです。

舛添厚労相が早々と、この秋の流行に向けて、国内備蓄では足りない「タミフル」の輸入に言及されました。世界規模で見た場合、こうした医療が行き渡らない国がたくさんあります。全国民の数分に足りないからと言って、その日本が「輸入」することには、世界が失望するだろうという指摘があります。むしろ医療技術の進んだ日本は、対策が万全ではない国に、医療技術を指導し、それらの国で医薬品が製造できるように協力すべきでないかと言う論です。もっともな指摘だと思います。

それだけでなく、どうやらネット上ではタミフルが高値で売買されているようなのです。法律的に言えば、輸入販売元として認められているのは中外製薬のみですから、それ以外の場合は未承認薬ということになります。個人輸入自身は違法ではないそうですが、そうした未承認薬を広告すること自体が薬事法には触れます。

自分の身は自分で守るという風に言えば、理屈は通るのでしょうが、そうした行為自体に札びらで人の頬をはたくかの印象を受けるのは私だけでしょうか。資本主義の社会は、極論をすれば全てが「金」で動きます。だからと言って、世界全体で生産できる数には限度があるものを、ただお金に任せて買いあさっているかの行動自体に、人として幻滅を感じます。



アクセスで画像が表示されません(再掲)
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無理

2009年07月16日 | 雑談
ご挨拶には「どうぞ、ご無理をされませんように」なんて言いますね。私も言います。そして、言っていただきます。「有難うございます。」って勿論答えます。そりゃぁ、心配してくださるってことは、嬉しいことです。それでも、もし本当に本音のお返事をするなら、「できる無理はします。」とでも言うかもしれません(笑)。但し「できない無理はしません。」

その兼ね合いが人生は難しいのだと思います。もしかすると、私は無理の連続をしています。前も書いたかも知れませんが、私は大きな馬力のエンジンを載せた大型車ではありません。風を切って格好良く走るバイクでもありません。多分、せこせことペダルをこいで走る自転車です。こいでいなければ2輪で静止することはできないのです。一所に止まっていられないのです。止まったら多分、再び走り出すことができないような気もします。

それだからこそ、やって来れたとも思っています。まだまだその道程の途中にいるつもりですが、何かを目指そうとするには無理を承知で乗り切るくらいのガッツは必要です。そして私には、私の為になら無理をしてくれる友人がいます。だから、友人の為になら、無理をしても良いと思っています。それも、無理をしたなんておくびにも出さずにね。涼しい顔をして「できる無理」はする。それ、私の理想です。

実は妙なことにこだわっているだけかも知れませんが「ボランティア」と言う言葉が嫌いです。以前に比べると、大分アレルギーは減ったという風にも思いますが、未だに好きではありません。「ボランティア」という言葉の中に、何だか「一生懸命しているんですぅ!」という響きを感じるからかも知れません。




ネットの画面がうまく印刷できない
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総選挙

2009年07月15日 | 社会派らぼ
総選挙は8月30日と決まりました。解散というものの、実質は殆ど任期切れに近いもののように感じますが、自民党の皆さんはそれぞれの進退がかかっていますから、まだまだ紆余曲折があるかもしれません。でも…、総理が麻生さんでなくなったら、劇的にイメージが変わるとも思えないのですが。。。。

いずれにしても、これから又「お願い」連呼の季節に突入です。選挙運動って何なんだろうねと時折思います。立会い演説も行われますが、それは大抵明らかな支持者しか行きません。街頭に立っての演説も、たまに聞きます。それでも大半は、ひたすら名前を連呼し続けるのが選挙運動です。テレビCMと同じで、いつも耳にしていると、スーパーで買う時に、聞き覚えのある商品に手が伸びるというわけでしょうか。

その選挙運動は、公平を期す為にと、公職選挙法に色々定められています。日本では選挙期間中のネット上の活動は禁止されているようで、ホームページの更新などが行えないそうです。年代による普及率にはまだまだギャップがあるのも分かりますが、平生の活動すらストップというのも少し不思議な気がするものです。ネットが解禁されない背景は、誹謗や中傷を取り締まる術がなかったり、なりすましや悪意の作為が懸念されること…でしょうか。それは日常的なwebの抱える問題ではありますが、人間の英知はそれを克服しなければならないような気もします。

加えて、選挙運動期間中でもないのに、フライング的な前哨戦が公然と行われることにもいつも「?」を感じます。「候補」と書かなければ良いとか、普段の活動の範囲内だとかの言い逃れがあるのでしょうけれど、公然とポスターが貼られ、公然と街宣車が回っていてもお咎めがないのなら、ネット上の活動くらい…許容範囲の中にありそうに思えてきます。



表の右下の小さな白い四角形は何?
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マジック

2009年07月14日 | 雑談
世の中は、何事も「結果」が全てです。どんなにその精神がすばらしくても、どんなに理論がすばらしくても、結果を出さなければ、何一つ評価はしてもらえません。「評価」というものが人間がするものである以上、結果が見えなければ理解ができないからです。でもいつかしら、逆が真になってしまった気がします。結果があれば、全てを正当化できます。その為に「結果」をどのように出すか、少し言葉を変えて言うなら、「結果」が出たようにどうすれば見せられるか…に力が注がれるようになってしまった気がします。

数字にはマジックがあります。以前とある調査で思わず笑ってしまったことがあります。100%の支持をいただいたという報告に内訳の説明を求めた時です。50,000規模の母体に対する評価を、強制動員がかけられた50の中、任意のアンケートに答えた10程度のサンプリングの100%から、好評をいただいた…というのです。100%という数値に、一人歩きをさせた例です。事あるたびに、ご祝儀相場のような総括でことがくくられていきます。実情にはほんの少し目をつぶれば、報告の数値はいくらでも演出が可能なように感じています。

加えて、言葉にもマジックがあります。学校で課しているお馴染みの「感想文」さえ、子どもたちは、「どのように書けば良いか」を半ば知っていたりします。勿論懸命に取り組んで、懸命に自分の言葉で語ろうとする、誠実な子どもたちが山といる中、言葉だけを巧みに扱える一握りの子どもたちがいます。幼い頃から、あらゆる教育の機会をすり抜けて、巧妙な「○○の振り」が染み付いて育つ子さえいたりします。

本当は、もっと数字にならないもやもや、言葉にならない思いが大切だと、世の中は気づいているのに、その具現化できないものに気づいてしまうと理想が失われたかのような、苦い総括になることを恐れて、誰も言えないでいるのかも知れません。一生懸命積み上げてきたものが、実は何も積めてなどいないことに気づくことが怖くて、皆で積みあがった振りをしているような気がすることがあります。

見えては来ない世界の底上げが必要です。



ワードアートの文字幅が変わってしまう
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能力の質

2009年07月13日 | 社会派らぼ
最近の世相ですと、良くあること…と片付けられるのかも知れませんが、某会社で経理担当者の着服が発覚しました。解雇処分は勿論なのですが、その抜けた穴を補充すべく、求人をかけたようなのですが、決まりません。このご時勢ですから、応募者は山と溢れたようなのですが、それだけの仕事を任せる人材が見当たらないと言います。不祥事があった所なので、少しハードルが高くなっているのかも知れませんが、「人は余っているけれど、人材は足りない」と現場の声を伺ったことを思い出しました。

恐らく、ハローワーク側も「駄目元で良いから出してみたら」的なアドバイスをしているでしょうし、求職者も似たような心理だと想像できます。それにしても、応募者が山と押しかける中、これと言った人材が見当たらない…というのも寂しすぎます。

何となく、世の中全体の人材の質が下がっている(←自分も含めて…ですが)と感じるのは気のせいでしょうか。いい加減に、ものをたくさん覚えることができる力、知識が豊富で理論武装をしているかのような人材ばかりが、本当の力ではないことを反省して、根本的に「人」を育てることを見直すことが急務です。

本当の「力」というのは、限りなく「人間性」の上に宿ります。パチンコ店放火の犯人がつかまり「何もかもがいやになった」と供述しているそうです。ワイドショーなどでは、その生い立ちなどをやいやい取り上げ、同様の環境の人も少なくはなく、それでも一線を踏み外すことなく社会に適応している中で、転落人生に至った犯人を良いように取り沙汰しています。何もかもがうまくいかなくて、乗り越える気力を失った犯人が、恐らく警察につかまることで救われたかのような、妙な心理が今の社会の貧弱さをそのまま語っているような気がします。




右寄せ末尾にスペースが確保できません
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再・臓器移植法

2009年07月12日 | 社会派らぼ
都議選が実施されました。深夜には大勢が判明と言いますが、出口調査(←この調査は、果たして必要でしょうか?)などによって、自民党の苦戦が伝えられています。恐らく、大半の国民が予想しているような結果になるのではないかと思います。

この期に及んで、「麻生降ろし」の声が大きくなっていると言いますが、あがけばあがくほど、値打ちを下げていくように思えてなりません。元々、政権の投げ出しがあった時点で、麻生首相は救世主で登場したはずです。確かに個人の資質がどうの…という議論はあるのかもしれませんが、総理総裁に立てている人すら盛り立てることのできない自民党に、多くの人が失望しているのだと思います。

そんな、政治臭い話をするつもりはありませんでした。このややこしい政争の真っ只中で、実は臓器移植法の改正案が参院で採決を迎えます。それって知ってました? 1分1秒でも惜しい。命の危機に瀕しておられる患者の方がおられる中、国際社会の批判も日に日に高まってくるでしょう。日本がきちんとした法律を作ることが急がれます。ですが、これは非常に重い判断を伴うもので、政治家さんが気まぐれで挙手をして決めるような問題ではないように思えてなりません。しかも一方で、日本の大きな転換点になるであろうXデーを控え、皆さんが浮き足立っている中で、決めてしまっても良いのだろうか…と、一抹の不安を覚えています。


複数の図を同時に選択できません
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教育の電子化

2009年07月11日 | 社会派らぼ
「しゃべる地球儀」というのが大人気です。付属のペンで、操作パネルと地球儀上の国をタッチすると、さまざまな情報をしゃべってくれるのだそうです。パソコンとつないでネットから最新情報をダウンロードすることもできるようで、地球儀上の区分けが変わってしまうのは別ですが、常に最新情報を知ることが可能です。情報の種類や年齢層、言語なども選べます。考えればありそうなアイデアなのですが、これまで誰も気がつかなかったのでしょうね。

最近、教育の電子化が急速に進められると言います。先般成立した補正予算では、学校ICT化に取り組む予算として4,900億円が計上されているそうです。教育現場のテレビを50型以上にするとか、電子黒板を各校1台導入するといった内容が盛り込まれています。

電子黒板は、従来の板書ができるだけでなく、教科書を拡大表示したり、その画面に書き込んだりもできます。音を鳴らしたり、様々な情報を表示したり、子どもの視覚に訴えるようなプレゼンも簡単にやれてしまいます。世の中はどんどん、便利になって行きます。一昔前では夢のようだったことが、いとも簡単にできるようになって…便利な道具は、賢く使っていきたいものです。

但し、便利さの代償に、教育の本質を置き忘れていかないようにしていただきたいものです。パソコン講座の現場には、いまや「プロジェクタ」は当たり前です。操作画面を大映しすることで、インストラクターはご法度である「指示語」を使う率が上がってしまいました。つまり、画面を示してポインタで指し「ここが」「そこが」と言うだけで説明ができてしまうのです。プレゼンテーション用のファイルなどを用意して、講座をより視覚的に演出することも可能となると、自然にそちらに傾いていってしまいます。

でも、その分、受講者はポインタの先しか見なくなります。理解して動くのでなく、見よう見真似で、あたかもできるようになったかのような錯覚を起こします。ゆくゆくは受講者が理解できたか、理解できていないか…を、機械が判断していくことになりかねません。学校の先生がすべきことは、生徒一人ひとりの理解度を(機械でなく)五感で知るべきです。



カーソルの幅が広い
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2009年07月10日 | 雑談
IMEツールバーを画面右下に戻したい
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本性

2009年07月09日 | 雑談
「誰かに八つ当たりしたかった」という供述に、憤りを感じた方は多かったと思います。職を失い借金の返済に窮した犯人は、自暴自棄になって、世間への強い不満を放火という形で発散させたと言うのです。また、職探しがうまくいかないと、ハローワークの職員に火をつけた犯人も逮捕されました。特定の相手に憎しみをつのらせての凶行も後を絶ちませんが、最近どうも社会全体への憎悪が引き起こす犯罪も目立つように思います。

「他者」と巧く関われない人が増えています。核家族の一人っ子で幼い頃から自室に閉じこもり、集団生活が始まって後も、塾だ習い事だと「個」を伸ばすことに躍起になっているうち、当たり前のことを学習せずに大人になってしまうのでしょうか。友達というのは、単純に快楽を共にするか傷をなめあうかといった付き合いに終始し、尊敬しあうような出会いに恵まれることがありません。

人間の根幹の中で渦巻いている「本性」はその全てが美しいわけでなく、時にずるく時に汚く時に身勝手で時に卑劣です。自分に正直になって、ありのままの自分で…と言われることが身の快楽に短絡しているだけではないか…と疑問をはさむ余地もなく、「自分の欲求」を満たすことだけしか考えられない大人が闊歩しています。

仮に人間の根幹が「邪」だとして、それを覆い隠す「きれいごと」との2元しかないこと自身が危険です。常にきれいごとだけを並べて邪悪な本性から目を背けるか、きれいごとを剥ぎ取って邪悪な本質に居直るか、そのどちらかしか選択肢がないような生き方はすべきではないのです。人は自分の心を無防備なまま素でさらしてはいけないのです。どうしようもない自分の哀しさをもっと高度な思いに昇華させる訓練が必要です。



100%積み上げ棒グラフにパーセントを表示したい
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