ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

大人

2012年09月07日 | 命の生き方
この頃あまり聞かなくなりましたが、何歳からが大人?という話題が時折浮上します。現行の20歳が適切か、あるいは一律高校卒業で18歳とするか、それともむしろ今よりは年齢を引き上げるべきなのか…という話です。それを問題にするには、その前に「大人」と「子ども」は、一体何が違うのか?を考えておく必要があります。「大人」と「子ども」を分けているものは何なのでしょう。

私は、「他人から注意をしてもらえる」のが「子ども」で、「他人からは注意されることがなくなる」のが「大人」ではないだろうかと思うことがあります。ここで言う注意というのは、人間として成長するために必要なアドバイス、自身の持つ力の客観的な評価などを指しています。

学校という場所に所属している間は、人間的な部分も含めて評価の対象となっており、そのような力のある教師がどれだけいるかは別として、人間としての器の大きさが指摘され、それにふさわしいアドバイスが与えられる環境にあります。ところが、大人になると、すべては本人の判断となり、他人は注意というものをしてくれなくなります。周りの反応を分析する力、自らを省みる力。そのようなものを持たない限り、仮に周囲から悪く言われていたとしても、ストレートに他人からは指摘されません。

逆の立場で言うなら、一人一人は「大人」ですから、あまりにも踏み込んだアドバイスや評価をすることは慎まねばならないという事になります。それが必要な場合でも言葉を慎重に選びながら、やんわりとしか伝えることができません。一生懸命になるあまり、自分の力が客観的につかめていなくて、やっていることが無駄に空回りをしている、もっと力を貯めてから取り組まないと、今やっていることが何の意味にもなっていない。そんな初歩的な事にすら、気づけないでいる場合が多々あります。

行動の基準が、自分がどれだけ満足できるか…ということにだけあると、いつの間にか自分を見失っていたりします。もっと客観的な、自分の中を貫き通す心棒のようなものを持つことが必要です。そうした理に照らして自らを律する力がキット要求されています。大人には、誰も具体的な事を注意してはくれませんから。



エクセルデータをワードにコピー

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(pc_labo@mail.goo.ne.jp)をお送りください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿