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ソーラーシェアリング

2017年04月24日 | 社会派らぼ
鳩山元首相がツイッターで「畑や水田の上にソーラーパネルを設置すると、太陽光発電ができ」「その方が作物が良く育つ。一挙両得で原発も不要となる」などと発言されました。これに対し「田畑の上にパネルを設置し、太陽光をさえぎるのはおかしい」などという批判や異論が殺到していると言います。

鳩山氏というと、時に突飛な行動や発言が話題になったりする方で、元首相という立場にあって…敵も多い方のようです。私は、そのような氏の立場にはここで賛成も反対もしないでおきます。政治的な話には触れない…というのがここでの姿勢ですから。鳩山氏に限らず、この頃は何かというと、すぐに批判が殺到し、いわゆる「炎上」が起こるのですが、まずそれは違っていると思います。意見はキチンと言えば良いと思いますが、一方的に口汚く非難するのはどうでしょうか。

鳩山氏が聞かれたのは「ソーラーシェアリング」というもので、農地や田んぼの営農と共存できる発電事業なのだそうです。勿論、多くの批判が指摘しているように、作物は太陽に当たることで育つので、太陽光パネルで日光を遮ってしまうわけではありません。研究や実験が重ねられて、太陽光パネルの配置の仕方によって、作物の生育を妨げず、雨風を適切に遮るといった他のメリットも目指すことができるそうです。作物には、より太陽光が当たった方が良い作物と、ある程度以上の陽光があればそれ以上の成長は見込めない作物とがあるそうで、ソーラーシェアリングに向くものと向かないものとがあるという話でした。

確かに広い面積の太陽光パネルがあれば、発電は可能でしょうけれど、今現在太陽光発電はそれほど効率の良いシステムだとは言われていません。施設を設置するのにかかる費用と、それ以降生み出される電気料のバランスを考えた時に、採算に合うか否かの計算が必要です。また、発電の話になった時に良く指摘されますが、日本中の原子力発電が止まっても、家の電気は消えなかったから…十分に足りているという議論があります。計画停電といった措置があらかじめ通達されていましたが、震災直後の時以外は心配したほどには、日常生活への影響を受けなかったというのは事実です。私などは、パソコンの講座を主催したりしていましたから、計画停電が実施されると、予定した講座が行えない可能性があって身構えていましたが、影響を受けた事はありませんでした。

だから、日本の電気は足りている…と結論付けるのは早いと思います。電力が必要なのは、日常生活だけではありません。会社や企業が生産活動には膨大なエネルギーが必要なのです。産業には第一次、第二次、第三次産業という区別があると言われていますが、今の日本は第三次産業が大半を占めています。そして第一次から、第二次へ、そして第三次へと産業が拡大していくことは豊かさの象徴のように説明されていたりしますが、私は第一次、第二次産業をおろそかにしてはならないと考えています。日本で作物が取れないなら輸入すれば良いという考え方は違っていると思うし、日本の屋台骨は「ものづくり」が担うべきだとも思っています。そういう意味で、家の照明がつけばそれで電気が足りていると考えるのは、違うのではないかと思うのです。

原始時代、人々が「火」を発見して以来、画期的な発明・発見を繰り返し今に至ります。原子力に頼らずに必要なエネルギーを充たす知恵は、あらゆる場面で研究・議論されるべきだと思います。

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