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Great

2020年11月04日 | 社会派らぼ
働き方改革…なのか、うさぎなどを飼う小学校が減っていると言います。小動物の飼育は、命の尊さを教える情操教育にはうってつけではありますが、休日でも世話が必要で、土日や長期休暇の際の教職員の負担が大きいのだそうです。基本、飼育係などの子ども達が世話をする建て前にはなっているのでしょうが、陰でサポートしているのは先生方です。まして今年はコロナ…で、教育の現場もひっくり返っていましたから、そうした場合に世話をしなければならない命がある…という事は、かなりの負担になったであろうことも容易に想像できます。

世の中の事…というのは、時代の流れに応じて変わって行かなければなりません。新しい時代の新しいやり方というものがあるのだろうと思います。一方で、それが時代…と言いながら、時代に流されて良いのだろうかと思う事も多々あります。

最近のお葬式事情のような話が話題に上りました。遺影というのは、以前から葬儀屋さんに頼めばそれらしく加工してもらえるのは知っていました。この頃は普段着のままの遺影写真を使われる方も増えましたが、紋付きや礼服の写真をとこだわられるケースもあります。表情のステキな写真を選ぶと、加工して着せ替えてもらえます。最近は、その遺影もフォトフレームのようなものも出現しているようです。

当然、逝去の連絡や葬儀情報などに、メールやLINEが使われているであろうことは、容易に想像できますが、クレジット決済で香典なども送れると聞きます。いわゆる香典袋みたいなものは、これからは無くなって行くのでしょう。それなら、もうお香典などと言ったお付き合いの仕方も要らないのではないだろうかと思います。(個人的には、葬儀や墓といったものにも、あまり執着はありません。)

新しい在り方というものの中に、残さねばならない価値観というものが何であるのか、恐らく吟味ができてい無いのだと思います。分かっているようで、実は漠として掴めないものでしかありません。

折しもアメリカでは大統領選が行われており、劣勢を伝えられていたトランプ氏は、激戦州を制覇するなどして事実上の勝利宣言を行うなど、状況は拮抗しているようです。そのトランプ氏が選挙活動中に被っている赤いキャップには「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」と刺しゅうされています。アメリカが高い失業率とインフレなど深刻な経済状況悪化に悩まされていた頃、大統領選でレーガン氏が使用したのが最初と言われています。トランプ氏はこれを商標出願したとかですが、トランプ氏の「偉大な」という言葉に籠っているものは、一体何なのでしょうか。

greatには、大きいとか偉大なといった訳語が充てられると思いますが、本当のgreatには人間的にも精神的にも大きな器を求めたいと思います。覇権主義がどんどん幅を利かせそうな世にあって、私たちが求めるべき「未来」はどうありたいのか、人間としてどうありたいと思うのか、改めて問うことの必要性を感じます。

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