ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

ホームページ

2018年02月13日 | 社会派らぼ
メドピアは、ネット上でMedPeerを運営しています。医師専用のサイトで、人材紹介やネットリサーチサービスなどを手掛けています。そのメドピアが実施したアンケートによれば「ネットで調べた情報で自己診断、自己処置をした患者の対応に困った」経験を持つ医師が3割に上るそうです。と同時に、医師が利用する場合には信頼できる情報があっても、患者自身が正しい情報にたどり着くのは「難しく」「コツが必要」であると説明しています。

今や、調べものをするのは「ネット」。図書館に出向いて、本をあれこれひっくり返す…というのは、もう流行らなくなりました。ただ、「ネットの情報が正しいとは限らない」ということも、再三警鐘が鳴らされるところです。メドピアのアンケートによれば、医師の9割はネットに情報を発信はしていません。言い換えれば、ネット上で行き当たる情報の大半は、素人が書いているもの…だと言えます。

医師が発信する「正しい情報」を探し当てるには「専門用語」で正しく検索をかける必要があるわけですが、大半の患者はもっと場当たり的な日常語でしか、検索することができません。同じ病名であっても、その症状に個人差があることは、容易に想像できますし、同じ薬を服用しても、その効果の出方・副作用の出方にも当然ながら個人差があります。調査では、8割の意思が「ネット検索より、医療従事者に聞いて欲しい」と答えています。

医療に関わることは、いわば「人の命」に関わることであり、ネット上の不確かな情報をあれやこれや検索するより、受診するのが良い事は、百も承知です。ですが、翌日もしくは次の受診日まで待てない不安はよく理解できます。「藁をもすがる」と言いましょうか、医師には根ほり葉ほり尋ねられない事をネットで調べまわったり、不安を消したくて情報を探し回る患者の心理は、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。

ネットという技術がクローズアップされた当初は、キチンとしたホームページが多く見られた気がします。ある分野の正しい知識をキチンと整理するホームページを作成するには、途方もない時間とエネルギーが必要です。対価が発生する事のないページづくり(対価を求めたところで、なかなか利用数が上がるとは思えません)に、手間暇をかける余裕は、大半の専門家にはありません。そうしたホームページが影を潜めたのとは逆に、素人の発信のハードルは下がりました。無責任な感想を書き込むことが、実は妙に「ヴァーチャル充」を満足させたりもするようです。

医療関連の事ばかりでなく、このネット上の脈絡もない情報の塊を、精査してキチンと後世に残していくことを、もう少し真面目に考えても良いのではないでしょうか。

* * * * * * * * * *

メディアライブラリで削除した画像が復活する

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。

↓ 尚、下の広告は、gooブログに自動で掲載されるもので、当ブログとは一切関係はありません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿