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汚言症

2019年11月21日 | 社会派らぼ
山梨県のキャンプ場で小学校1年生の女児が行方不明になって、早2か月が経つようです。無事に発見されるにせよ、最悪の事態が展開するにせよ、いずれにしても、女児の消息は数日で知れると誰もが考えていたと思います。ところが、女児は忽然と消えたかのように、全く足取りがつかめないと言います。着の身着のままで、何日も一人で過ごすことは不可能に近く、むしろ誰かに連れ去られていて、誘拐犯の保護下で命を繋いでいて欲しい…と、そんな風にも思います。

ご両親の心中は如何ばかり…かと想像します。「今時」ですから、トリミングサロンを経営しているという母親は、サロンの集客のためにインスタグラムを利用しており、それを利用して情報を集めようと考えるのは、当然の流れかと思います。ただ、女児の安否を気にしている風を装いつつ、別段どうでも良いと考えている「世間」は、そうした母親の一挙手一投足をあげつらって、批判する事に忙しく、悪質な内容を含む中傷コメントが数多く書き込まれており、「刑事罰に問われる可能性がある」との指摘があります。

先日、タレントが運営しているブログで、書き込まれるコメントがあまりにも非常識で、有名税を差し引いても我慢の限界を超えている…と、コメントを書き込んだ人の情報開示を請求し、認められた事が報じられました。順に法的手続きを踏むとしており、これを機に、無責任な書き込みが減ると良いとしていたのですが、そんな事では、無責任なネットを取り締まる抑止力にはならないようです。

ネット上で、こぞって誰かを悪く言い、口を極めて罵倒する今の社会は、一体何なのでしょう。事に対し、人それぞれに意見があるのは、当たり前です。が、それを当事者でも無い人たちが、あれこれ(しかも当事者を罵るように)発言する必要が、一体どこにあるのでしょうか。

場所や状況をわきまえず、攻撃的な言葉を発してしまう「汚言症」なるものがあるそうです。WHOの分類によると、汚言症は「音声チック」に分類されているそうで、意志と関係なく「言ってしまう」症状なのだそうです。詳しくは分かっていない…という事ですが、脳機能異常があるのではないかとも言われているそうです。…が、私は何でもかんでも、名前を付けて病気にしてしまう(語弊がある言い方かも知れませんね)のには反対です。

汚言症なるものが、ネット上で行き交う、悪口オンパレードの原因なのだとしたら、現代は「国民総(?)汚言症」に汚染されています。脳機能に異常があるかもしれない、僅かなケースは別として、「人間としての育ち方」に問題があるとしか思えません。「法治国家」と言われる現代は、「これをしてはいけない」「あれをしてはいけない」と事細かく法律で規定されていますが、ルールで人の品性を縛る事は、根本的な解決にはなり得ません。「人たるもの」どうあるべきなのかといった働きかけが、個々人に任されており、それはそれで良いのですが、下手をするとそうした問いかけには無縁で大人になってしまう世の中が違っている(?)ような気がしてきます。

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