ぱそらぼ (ぱぁと1)

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祈り

2009年07月07日 | 命の生き方
あいにくの曇り空ですが、今日は七夕です。某センターにも、笹の葉が用意され、皆が思い思いに、短冊に願いを書いて笹に結んでいました。可愛らしく微笑ましい、ささやかなお願い事の中に、ふと良からぬ短冊を見つけてしまいました。…いわく「はやく地球上の人が絶めつしますように…」と書かれていました。一瞬は迷いましたが、管理されている方にお願いをして、外していただきました。

恐らくは、遊び半分の子どもさんだろうと思います。深い意味もなく、何だかちょっとすねて見せたい…そんなところでしょう。でも、そういう些細なことを、1つ1つ見逃して育つことが、きっと世の中をこれだけ退廃させているのだという気がします。

幼稚園を卒園するあたりから、子どもは次第に夢をみなくなっていきます。世の中の現実とやらに敏いお子さんが多く、笹の葉につるしたところで、その願いが聞き届けられると、信じているわけではキットありません。でも、そうした「心根が洗われるような」ところで、人の心根というやつを泥靴で踏みにじってみたくなる心理。そうすることが、その本人にどんな快感をもたらしているのか、哀しい気がします。

人の心と言うのは、簡単に麻痺してしまいます。こっそり笹の葉につるしてみた次は、誰かに言葉を浴びせかけなければ、気持ちが治まらず、そして更に次は、実際の行為に移してみなければ…と、エスカレートの一途をたどり、挙句の果てが昨今報道されるニュースに繋がっていくのかもしれません。あの短冊を吊るした彼?彼女?が、次の機会にこっそりと、笹に吊るされた短冊を調べ、自分のおろかな短冊が誰かの手で処分されていることに、ホッと安堵して欲しいと思います。

叶わぬ夢を心に抱き、そっと祈る…現実に汲々とした日々の中で、私たちが忘れかけているものは「祈り」です。特定の宗教という意味でなく、己の存在の小ささをかみ締めることです。その「美しさ」を理解できる人間でありたいと思いませんか。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
KY (はむじろー)
2009-07-09 00:34:28
「このバチあたりもん!!自分に不幸がかえってくるで!」と注意する親が減ったのでしょうか。この人が理論のうえの成績が優秀で医者や政治家になったら怖いです。空気の読めないひとが頂点にたつのは恐ろしいことです。
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4つの離さず (らぼ)
2009-07-09 22:07:50
赤ん坊のうちは「肌を離さず」、幼児のうちは「手を離さず」、少年の時は「目を離さず」、青年に至って「心を離さず」に育てれば、間違いなく「いい子」に育つ…と読んだことがあります。

単純な親子間の子育てでなく、社会が次世代を育てるのも同じかも知れません。
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