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ゴミ

2018年12月26日 | 命の生き方
高槻市の住宅街に住む、とある家庭がゴミが捨てられなくて困っている…との、ツイッターが門谷なっています。3人の子どもを抱えたシングルマザーは、この住宅地に引っ越してきた際、活動に携わる時間が無いという理由で、自治会には入らないと近所の人に伝えました。すると自治会から「ごみ集積所にごみが出せなくなります」と伝えて来たと言います。近所に設置されているごみ集積所は自治会が管理しているものなので、非会員には使用を認めないといいうのがその理由です。女性は、集積所の掃除当番には加わると伝えたものの、自治会に入らない人が増えると困る…との理由で自治会に拒まれたようです。女性は、地域の集積所が使えないのであれば、市が自宅前まで収集に来て欲しい…と言っているようです。

環境省によると、市町村は、自治会に入る/入らないに関わらず、住民のごみを収集、運搬、処分する義務があるとの事です。このケースがどのような決着をするのか、恐らく同様の問題を抱えている地域や、同様の事を考えている人が、関心をもって注目しているのではないかと思います。

子どもの頃、住んでいた地域では、家の前にごみ箱を出しておけば、回収車が次々と回収して行った時期がありました。ほどなく、ゴミステーション的に近隣で一か所にごみをまとめるようになり、更にステーションとしてかごのような設備が整えられました。少し前まで、その実家で母がひとり暮らしをしていました。足腰に不安が出て来て、ひとり暮らしを断念する直前、近所のゴミステーションまでごみ袋を持って出るのも怪しくなってきた時、市のサービスに申し込んで、週に一度、分別さえしておけば、自宅扉前に出したごみを(燃えるごみ、プラスチック、ビン、缶など)すべて一度に回収してくれるサービスを利用させていただきました。高齢者一人暮らし家庭にはトテモ有難い制度でした。

どこの地域でも似たような事が起こっているのではないでしょうか。自治会は、ご近所づきあいなので入らざるを得ないと思っていても、役員は大変だから何とか免れたい。役員が面倒だから、いっそ自治会から抜けようかと思っている人も少なくはありません。そうして一人抜け、二人抜け、実体が無くなって、自治会そのものが消滅し、更にその状態を改良すべく新自治会が立ち上がる。また役員が面倒で、一人抜け…(笑)。そうやって無限ループをくるくる回るのかも知れません。つまり、自治会は無ければ不便だけれど、あっても不便。

互いに歩み寄る事をしなければ、解決の無い問題のような気がします。冒頭の女性も「活動に携わる時間がない」と言わず、「出られる時だけ出ます」といった譲歩ができれば良いのかもしれませんし、自治会側も考慮すべき事情のある方に、もう少し優しい対処があっても良いのかもしれません。そして住民の事情に合わせ、役員などの負担を思い切り軽くするなどの善後策が必要です。

どんな事も正論さえ述べれば良いのでは無くて、相手への配慮があって、初めて真意が伝わり、分かりあえるのかな…と。社会に背を向けて生きていると、多分幸せが少しだけ減るのかも知れません。

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