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スマホ

2018年12月11日 | 社会派らぼ
大阪府の公立小中学校では、来年春にも児童や生徒がスマホ・携帯電話を校内に持ち込めるようになるそうです。2008年に「児童・生徒の公立小中学校への携帯電話持込を禁止」の方針を打ち出したのは、全国に先駆けて大阪府の橋下知事でした。携帯電話への依存度が高い生徒ほど、学習時間が短く学力低下を招いている…というのが、その理由でした。

文科省では「教育活動に直接必要のないもの」として、原則禁止していましたが、今年は地震や台風など大きな災害が相次ぎ、保護者らから解禁の要望が出されたのを受け、容認の方向に方針転換を決めたようです。これから持ち込みのルールが模索される事になると思いますが、実際に子ども達が教室にスマホを持ち込むと、予測できない様々なトラブルが起こることが予想されます。最終的に、どのような形に落ち着くかは未知数です。

時代は動いています。それぞれの時代に合ったルールというのが、なければならないのだと思います。スマホや携帯電話が、教育現場で禁止され、更に解禁されようとしているのも、そうした時代のうねりのせいなのだと思われます。小中学校はさておき、今では大人の殆どがスマホか携帯電話を所有しています。

通常のパソコン講座では、かかってきた電話応対のために席を外される方は珍しくありません。中には、座席で「後で、電話します」など応対される人もおられます。敢えて「電源を切ってください」とはお願いしませんが、これはマナーではないかと思っています。常に所在を明らかにしておかねばならない政府の要人は別として、凡人である我々が「今、とらねばならない電話」というのがどれだけあるのか、甚だ疑問です。固定電話が当たり前の時代は、出かけていれば連絡が着かないのが普通でした。電話が携帯できるようになって便利になったのですが、本当に「今」でなければならない電話連絡が、そう多いわけではありません。小一時間の講座中(休憩時間まで)、電話がかかって来ないようにするのは、現代のマナーです。学校現場に、携帯やスマホが持ち込まれるのであれば、そうした当たり前のマナーを子どもたちに教えていただきたいと思います。

小中学生が持つ連絡手段ですから、恐らく殆どが「スマホ」だと思われます。スマホとは要するに「ミニパソコン」です。教室現場に「タブレット」などが導入される時代になっていますが、多額の予算を確保して、パソコンやタブレットを揃えなくても、個人のスマホを授業に利用するのもありではないかと思います。持たない子どものために、貸与できるタブレットは必要かも知れませんが、ネット検索など、教室内で積極的に使えば良いのではないでしょうか。「使わせない」のではなく、「使い方」を教えるべき時代なのだと思います。

本当に「意味のある」情報とはどんなものなのか…、まっさらの感性に、キチンと語りかけておく必要性を感じます。

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