ぱそらぼ (ぱぁと1)

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小学生新聞

2011年06月26日 | 社会派らぼ
毎日小学生新聞に掲載された小学6年生の男児の手紙をめぐって、他の子ども達からも続々と意見が寄せられているそうです。小6男児は、父親が東京電力社員で、今回の原発事故や計画停電について、東電だけでなく皆に責任があると論じて(!)います。原子力発電を作ったのは確かに東電だけれど、作るきっかけを作ったのは日本人(世界中の人々)なのだと説いています。深夜営業のスーパーやゲームなど、電気消費を無駄に増やしたせいで、発電所を増やさなくてはいけなくなったのだ。そして地球温暖化を防ぐためには原子力が不可欠であったこと、ならば地球温暖化を進めた原因は誰にあるのだというのがその主旨のようです。それを読んだ他の子ども達が、子ども達なりに更に、賛否の意見を綴っていると言います。

1つだけハッキリさせておきたいと思う事は、原発が是か非かの論議で東電が責められているのではなく、1000年に1度といわれる未曽有の大災害に、東電がどう備えていたかという点なのです。そして更に必要なことは、これからをどうすのかという建設的な議論です。

ただし、歴史というのは実にしたたかです。様々な危機を、世界の歴史は切り抜けて来て今日に至ります。約50万年も前に、人類の祖たる命が出現して以来、予測もつかない展開を様々にすり抜け、今があるはずなのですから、私たちはひたすら前に向かうしかキット道はありません。

人類が火を手に入れたことも、エネルギーを生み出すことを覚えたのも、様々な失敗と犠牲の果てのことだったはずで、私たちが既に大自然を知り尽くしていると勘違いすることそのものが間違いなのです、多分。水を入れると使えるようになる「水電池」が発売されると聞きます。大ピンチな時ほど、大逆転の突破口がどこかに空いていたりします。新しい発想、新しい発見、新しい提案がなされる必要があります。

子ども達が、それぞれに意見をシッカリと持って、モノが言えるということも、もしかすると今回の大ピンチの突破口かも知れません。ただ無為に責任の所在を求めることや、一方的に誰かをあげつらうことなど、どこかの場所で繰り広げられていることのミニ版にしているのでは、それ以上の展開は望めなかったりします。メディアは冷静に、明日を探る自負を思い出して欲しいと思います。


上罫線が引けない
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