ぱそらぼ (ぱぁと1)

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カフェビジネス

2008年12月30日 | 社会派らぼ
ネットカフェやDVD喫茶を「住居」代わりに利用し、日銭で暮らす人達がいるという報道は、随分前に聞いたような気がします。DVD喫茶で火災が発生し、大惨事に至って、そんな現実を皆が知りました。確かに、駅のベンチで夜を明かすより快適です。100円/30分くらいだそうですが、オールナイトの利用では900円くらいで打ち止めと言った料金設定になっているようです。加えてテレビやパソコンがあり、時に朝食やソフトドリンクなどのサービスも充実していると聞きます。横になるスペースが確保できるのであれば、それもありかな…と思ってしまいます。

雇用が見る間に不安定化し、この年の瀬に家も職も失う人も多いと言います。こうしたネットカフェに、それなりの社会的役割が浮上してきているかも知れません。中に、ネットカフェが住民票を店内に移し、郵便物を受け取るサービスを始めたところがあるようです。当面居場所を変えない意思表示の意を込めて、30日分の代金を前払いさせるシステムだったりするようですが、住居取得に不可欠な敷金や礼金、保証人などが一切要らないところが、ネット難民と呼ばれる彼らには何より魅力です。

斬新なアイデアは、いつも様々な局面を切り抜ける力を持ちます。こうしたカフェ側の動きは、ネット難民と呼ばれる人達の就労を支え、自立への支えとなる可能性を持つものです。反面、手軽に「住」が解決し過ぎると、それに甘んじて、飛び立つ意思を持たない利用者を育てないとも限りません。

不安定・低賃金雇用の人達が増えようとしている中にあって、(これまでの経験から)、このようなサービスがやがては「貧困ビジネス」として隆盛し、そうした人達の勤労意欲をそぎ、虎の子のお金すら巻き上げようとする悪徳ビジネスとして闊歩することがないのか…が気にかかります。

社会になくてはならない部分が欠けているのですから、速やかに行政が公営宿泊施設などを拡充することが急がれます。


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