麻生首相

麻生内閣の支持率が30%を割り込んだと、世論調査結果が発表されました。テレビも新聞も繰り返し、指導力不足・漢字も読めないなどと書き立てます。党内の誰も彼もが、この政権が失態を演じた時に、如何に自分だけが生き残るか…を模索しているかに見えます。

安倍・福田・麻生と猫の目のように首相が変わっているようでは、誰もまともに相手をしようとは思わなくなります。国際社会でとりわけ大きなリーダーシップを取って欲しいと願っているわけではありませんが、人々が地道に落ち着いて暮らしている国だと評価されて欲しいとは思います。

給付金を配ると言うのなら（良いか悪いか、意味があるかないか…はさておき）、すったもんださせずにサラリと配れば、それはそれで1つの効果があったはずです。が、所得制限なしにと打ち出した麻生首相に様々な形でブレーキをかけたのは、党内部の様々な思惑だったように思えます。

党を問わず、永田町界隈の政治家さん達は、少しでも自分に有利になるように、人の足を引っ張ったり、誰かをけなしたりしていずに、少しは「日本」という国の為に、取り敢えずは麻生首相を盛り立てようという気はないのでしょうか。マスコミも少しは好意的に、エールを送ることはできないものなのでしょうか。

以前、長期講習に関わっていた頃、私の担当していない受講生さん達が、廊下ですれ違う私をつかまえて、仲間を揶揄して「あの人は…」などと聞かされることがありました。あなた達は仲間でしょう？　仲間なら、関係のないわたしに仲間内の悪口を聞かせずに、庇ってあげなさい！

批判は簡単です。完璧な人間などいるはずもなく、今の日本の政治が私達の国を託すにふさわしいと思っているわけでもありません。ですが、少しは協力し、事がうまく運ぶよう、後押しをすることも必要ではありませんか。


「電源管理」
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