ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

数字

2008年12月24日 | 雑談
学生時代、正門の前に本屋がありました。下宿に帰る途中に立ち寄って、当てもなくあれやこれやの本を物色して、何となく気の向いた本を買うのはちょっとした楽しみでした。店の構えは小さかったけれど、本はかなり充実していたのですが、閉店してしまったと聞いて、少し複雑です。あの頃は、今のように確たる何かを心の中に求めようとしていたわけではありませんが(今とて、あるようなないような…あやふやな状況です)、今よりはずっと可能性も夢も不安も大きかった頃です。

今はそんな感じの時間を書店で過ごすことは、年に数えるほどしかなくなってしまいました。パソコンに関しては、あまりハウツー本を買わない方だと思いますが、仕事柄テキストに使うといった感じの本の選び方・買い方になります。ですから、事前に出版社も書名も定まっている場合も多く(ネットで検索して見定めたりしますから)、名指しで本を購入するのでネットの方が数倍便利です。書店に出向くことなく、棚を探し回ることなく、手に入れられます。私は大抵コンビニ受取といった形を取りますので、自分の都合の良い時間に(夜遅くても)近所で用が足りるのです。

利用のシステムにも色々ありますが、今回利用したサービスは、注文はネットから。先に代金を払い込むシステムだったのですが、近くのコンビニの「マルチメディアキオスク端末」から、事前にメールで知らされている番号を入力して、コンビニのレジで支払います。振込が確認できると、商品が発送され、到着のメールを受け取ります。再度コンビニに出向いて、端末を操作して発券された券をレジに示すと、商品が受け取れました。

日数もかからず便利です。便利だから、書店に注文せずに利用しているのです。ですが、端末に向かって10桁以上にも昇る数字を打ち込みながら、何となく便利さと引き換えに失くしてしまったものがあるような気がしてしまいました。メールで知らされた番号を間違えないよう打ち込む作業は、何となくわびしい気がしたのです。実は私は、数字が好きです。(←変な言い方ですが)美しいとすら思っています。でも、端末に向かって打ち込む番号は、ちっとも美しいとは思えませんでした。



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