蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

12月も切り株を叩き潰し燃やす

2018-12-18 00:35:40 | 信州安曇野での出来事

 12月になって、周りはスッカリ冬枯れとなった。

 12/10、稜線にはそこそこの積雪。

 周りが枯れてしまって、残りの3個の株が目立つ。Mさんの言うように、確かに見っともない。やはりさっさと片付けましょう。

 取りあえず、こいつからやることにする。松なのでそこそこ朽ちている。しかしデカイ。前回のクヌギの倍はある。

 太目の枝根を叩き切り、本体の分割を始める。

 2時間半で切り外した分、この日はここまで。

 12/11、見た目、前日と変化なし。

 とにかくこれを分割する。

 1時間叩き続けて分割。

 小さい方を引き出す。松はクヌギより軽く、フツーに運べる。

 軽いと言っても、大きい方はフツーには運べない。アチコチ叩き剥いで、転がせる重さにする。

 転がし出して、この日は終了。あとは潰して燃やすのみ。

 夜、雪になった。

 しかし深夜に雨になり、12/12起きるとかなり融けていた。

 大きい方から潰し始める。

 2時間で2/3程になって、この日はオシマイ。

 12/13、このデカイ方の斧は薪割用で、刃が1.5キロ。重いが繊維に沿って潰す際の威力はスゴイ。ボルトが折れてしばらく使えなかったが、この日から復活。

 2時間半でかなり小さくなった。

 12/14、潰した松を燃やしながら潰すことにする。

 繊維に沿ってそこそこ大きく、縦割き出来るようになってきた。しかし薪割の様にカパッとはいかない。

 それも放り込むと、豪快に燃え始める。

Mさんの奥さんが愛犬“フクチャン”を連れてやって来て、「寒いですね」と火に当たった。

奥さんは、近所の“井戸端会議”ネタを話し始める。
あの空き家と倉庫が2千ン百万で売れたとか、そこの空き地はある会社が買い取って、保養所と美術館を建てるとか。
西隣の一人住まいの女性が枯葉を燃やしていて、それが南隣の敷地に燃え移りモンクを言われ、こないだMさんが燃やして煙くなったら、それを南隣のシワザと勘違いして、逆モンクを言いそうになったとか。
近所の薪ストーブが煙いとかのモンクはそこそこ多いらしい。
昔、松本駅近くにあったスパゲッティの店が近くに出来て、奥さんも学生の頃よく通ったそうで、「ボクも山から下りてきて、何度も寄りましたよ」と返すと、当時の店主はもう引退して、安曇野に出来た店はそのお弟子さんがやっているとか。メニュウは全く同じらしい。
当時の店はとにかく量が多く、安く、学生には大人気で、最近の何かイベントで、主催者(当時のお客さん?)が店主を探し出し、呼んだらしい。松本界隈ではそこそこ有名人だったそうだ。

そんな話を聞いていたら、Mさんが山から帰って来て、奥さんは愛犬“フクチャン”の散歩のことを思い出し、暮れかけた森に消えて行った。

「ホウ、よく燃えてルねぇ」、軽トラからMさんも降りてきて火に当たった。
この日は倒した木の搬出作業を一人でやっていて、気が付くと十数匹のサルに囲まれていたとか。「サルもボスになるとデカイし、怖いよゥ」
この近くにもそんなデカイのがいる。立ち上がり腕を伸ばすと大人の背丈ぐらい、そして出くわしても道を譲らない。Mさんと奥さんは、しばらくニラメッコしていたとか。

 深夜まで、松株は9時間以上も燃えていた。

 12/15、残りを潰す。

 最後は薪を割るように気持ちよくカパッと割れた。

 12/16、雪を被った稜線はイイ感じになって来た。

 これを燃やして松株の処理はオワリ。

 「へえ、最後はキレイに割れたズラ」、Mさんがチョコっと覗きに来て、直ぐ山の仕事に出かけた。

 この日も9時間以上燃えていた。

 12/17、深夜(未明?)雨でも降ったのか、小さなブロックが残っていた。

 残りは2個、ますます目立ってみっともない。


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