ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

ワイヤレスジャパン2010

2010-07-15 14:11:21 | Weblog
通信業界関連イベントとしては国内最大級を誇る展示会「ワイヤレスジャパン2010」が東京ビッグサイトで開幕した。会期は7月14日から16日までの3日間。
京セラブースには、同社初となるAndroid OS 1.6搭載スマートフォン「Zio(ザイオ)」が展示されている。3.5インチタッチスクリーン液晶、320万画素のカメラ、ナビゲーション用のトラックボールを搭載し、通信方式はCDMA2000、1×EV-DO Rev.A、Wi-Fiに対応する。また、30fps再生の動画プレイヤーを搭載しているという。サイズは高さ116mm×幅58.6mm×奥行き12.2mmで、重さは105g。実機を手に取ってみる機会を得たが、iPhone 3GSやXperia(SB-01B)と比べ、実際に薄くて軽い印象だった。同製品は、今年度中に、北米市場に向けて展開していくという。
2010年12月からNTTドコモが業界に先駆けて導入し、将来的にはKDDIやソフトバンクモバイル、イー・モバイルも参入する予定となっている第3.9世代携帯電話「LTE」の実演デモが「ワイヤレスジャパン2010」のNTTドコモブースにて行われました。
ドコモブースでは、特設スタジオでライブ配信を交えながら、mmbiがマルチメディア放送のデモを実施。「Xperia」を用いて、具体的な操作法を紹介していた。「直感的な操作を目指した」というユーザーインタフェースはどの程度使いやすいのだろうか。
携帯電話の近未来を占う「直感検索」も画期的な技術として注目を浴びていた。この技術は、昨年のイベントで既に出展されているが、今年はよりパワーアップしており、商用化に向けた「直感検索 powered by ZENRIN DataCom」としてお披露目されている。株式会社ゼンリンデータコムと共同で開発したもので、同社の地図データを活用しながら、徒歩/自転車向けのナビゲーションに対応できる評価版を9月に提供する予定だ。全国の店舗や主要スポットなど、約60万件のデータを利用できるようになるそうだ。
KDDIが、ワイヤレスジャパン2010で法人向けのWindows Mobileスマートフォンを参考出展している。ヤマト運輸向けに納入予定の端末で、まだ一般販売する予定はないとのこと。
ソフトバンクモバイル向けに音声端末やネットワークカメラを投入するなど、日本市場で存在感を示し始めたZTE。ワイヤレスジャパンのブースではAndroid端末の新モデルやコンセプトモデルを披露した。
「WIRELESS JAPAN 2010」初日となった7月14日、NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏が「世界のモバイル動向とドコモの取り組み~スマート イノベーションへの挑戦~」と題し、基調講演に登壇した。
ウィトラコメント: ドコモが一番しっかりしている感じです。
「WIRELESS JAPAN 2010」初日の14日、ソフトバンクモバイル取締役副社長の松本徹三氏が「モバイル通信情報サービスの将来像とソフトバンクの戦略」と題した講演を行った。スマートフォンの台頭などによって爆発的に増加するトラフィックを支えるためのWi-Fi活用、次世代通信規格「LTE」の導入方針などを語った。
ソフトバンクモバイルの松本徹三副社長は14日、同社が国内で独占的に販売する米アップルの「iPhone」について、他社の通信回線で使えないよう制限する「SIMロック」を「現時点で解除する考えはない」と明言した。一方で「ソフトバンク携帯を海外で使いたいという需要は認識している」と話し、別の数機種で解除を検討していることも明らかにした。
ワイヤレスジャパン2010の基調講演、「移動通信ビジネスの将来ビジョン」において、KDDIの代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は、「心地よいICT環境を目指して-KDDIの取り組み」と題した講演を行った。
WIRELESS JAPAN 2010で14日、UQコミュニケーションズ代表取締役社長の野坂章雄氏による基調講演「成長するWiMAX -モバイルWiMAXサービスが創る豊かな社会-」が行われた。サービス開始1周年を迎えたUQ WiMAXの概要、米国ではWiMAXが「事実上の4G」として認知されている実情などについて解説した。
携帯電話各社がデータ通信サービスに帯域制限を導入している中、下り40Mbps、上り10Mbpsの高速通信サービス「UQ WiMAX」を手がけるUQコミュニケーションズの野坂社長が、当面帯域制限を行わないつもりであることを「ワイヤレスジャパン2010」で行われたGIGAZINEの取材に対して直々に明言しました。
各社の動向を見ていると「サービスが高速化されても、少し使っただけで帯域制限が課せられるのであれば意味が無いのではないか」という疑問すら抱くことがある昨今ですが、この発言はモバイルユーザーにとって非常に心強いものとなりそうです。
WIRELESS JAPAN 2010の初日に開催された基調講演で、イー・モバイルの代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏は、「イー・モバイル事業戦略の展開」と題した講演を行った。
イー・アクセスのエリック・ガン社長は14日、東京都内で開催された無線技術の展示会「ワイヤレスジャパン2010」で講演し、7月1日付でイー・モバイルを完全子会社化したことを受け「移動通信と固定通信を融合した製品を早期に発売し、相乗効果を出していく」との方針を示した。
ワイヤレスジャパン初日の7月14日。エリクソンCTOの藤岡雅宣氏が、LTE/TD-LTE、スマートフォン、トラフィック問題、M2M、車々間通信など、世界のモバイル最新動向について縦横無尽に語った。

ニュース (7/15)

2010-07-15 13:25:56 | Weblog
米市場第3位の携帯通信事業者であるスプリント・ネクステルが、第四世代の移動通信方式としてLTEを検討していると、Financial Timesが報じている。
総務省は2010年7月13日、地上デジタル放送において将来計画されている円滑な周波数再編に向けて、電波法施行規則(昭和25年電波監理委員会規則第14号)の一部を改正する省令案などについての意見募集の結果を公表した。総務省は2010年6月2日から7月1日まで意見募集を行っており、今回、提出意見の内容とともにそれらに対する総務省の考え方を示した。
ウィトラコメント: 私もソフトバンクの意見に賛成です。
2012年春にもサービスが始まる見通しの携帯端末向け次世代マルチメディア放送をめぐり、総務省は14日、参入を表明したNTTドコモとKDDIの両陣営を呼んで21日に非公開のヒアリングを実施すると発表した。6月下旬に開設計画について公聴会を行ったが、「審議の途上にあり、十分に論点を検証する必要がある」(地上放送課)として再度の実施を決めた。
キャセイパシフィック航空とパナソニック・アビオニクス・コーポレーションは、キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空の全機内でブロードバンド接続を提供する覚書(MOU)に調印したと発表した。認可を取得後、2012年初めに開始される予定だ。
ソフトバンクモバイルは、エリア改善策として提供しているフェムトセル基地局「ホームアンテナFT」において、個人で利用するユーザーが設置できる場所を、自宅以外にも拡大する。自宅以外への設置は、8月10日より受付を開始する。
SKテレコムは、韓国通信業界で初めて、スマートフォンの顧客を対象に、無線データ通信の使い放題プランを導入することを決めた。無線インターネットは現在、料金プランによって、基本料金で利用できるパケット通信量に上限があるが、8月からは月5万5000ウォン(約4000円)以上の料金プランの顧客を対象に、無線データ通信を使い放題とする。
米消費者団体の専門誌「コンシューマー・リポート(CR)」に、「購入推奨しない」といわれたアップルの多機能携帯電話「iPhone 4」。CRが発表した翌日には、アップルの株価が一時大きく値を下げるなど、その影響が出始めたようだ。
iPhone 4の「電波障害問題」は、当初IT系のブログメディアが中心に報じていたが、CRの評価が出ると主要メディアも大きく取り上げ始めており、一部には「リコールか」との憶測も呼んでいる。
ウィトラコメント:Appleがどういう対応をするか、見ものですね
2010年3月にワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)のトップに就いた高津智仁社長が、大きなビジョンを掲げている。それは、多くの公衆無線LANサービスを、一つの契約で利用できるようにすること。その実現に向けて、今年中に公衆無線LAN事業者との業務提携を強化し、同社のアカウントを用いてインターネット接続ができる公衆無線LANスポットを大幅に増やしていく。2011年春をめどに、現在の約7600か所を10万か所に拡大するなど、積極的に展開する姿勢をみせている。
ウィトラコメント: ある意味で当然です。こういうまとめ作業をする人が現れにくいのが日本の特徴と言えると思います
英ボーダフォン・グループや仏フランステレコム、インドのバーティ・エアテルなど世界の通信大手各社は過去2年間にアフリカ・中東市場への参入に向け、180億ドル(約1兆6000億円)以上を投じた。通信市場としては世界で最も高い成長率を誇る同地域だが、競争激化により、利益率の悪化に悩まされることになりそうだ。
モバイル広告市場は、人口6億人を有する東南アジアやインドなどの西アジアのほか、一部のアフリカ諸国でも急成長している。
東京に拠点を置くTonchidotが、セカイカメラを引っさげて2008年にTechCrunch50にて華々しく拡張現実の世界にデビューしてからしばらくの時間が経つ。TechCrunchでも、Tonchidotのその後について多くの記事を掲載してきた。簡単にまとめて言うなら「非常に素晴らしい」ということになる。今や対応端末も増え、数多くの機能が実装されている(iOS4をサポートしたiPhone版、iPad版、およびAndroid版のいずれも無料で提供されている)。
「産業のコメ」と呼ばれる半導体の市況が、世界的に急回復している。半導体を組み込んだ携帯電話など電子機器の需要が、新興国を中心に旺盛なためだ。14日には東芝が主力工場で新棟建設を始めるなど、増産の動きも目立ち始めた。ただ、半導体は好不況の波が激しく、2008年の経済危機のトラウマも残る。メーカーは、慎重さも残した「半身」の構えだ。
世界最大の携帯電話メーカーのNokiaは、もちろんスマートフォンでも最大手だ。だが、iPhoneの登場以来、Nokiaはヒット端末を出せず苦戦を強いられている。これまで何度か刷新を試みたNokiaだが、6月末に新しいプラットフォーム計画が明らかになった。今回は巻き返しを図るNokiaの戦略を見てみたい。
ウィトラコメント: この記事はちょっとはずしていると思います。ノキアの戦略のポイントはSymbianやMeegoよりもQtにあると思います。
ディーツー コミュニケーションズ(D2C)代表取締役社長の宝珠山卓志氏は2010年7月13日に開催された「NETMarketing Fourm 2010」(日経BP社主催)で、「スマートフォン広告市場はどうなるか?モバイル広告・マーケティングとスマートフォン」と題して講演。スマートフォンのマーケティング活用における課題などを語った。