ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成21年版 情報通信白書

2009-10-20 11:58:53 | Weblog
図表1-1-1-2 ICT投資と経済成長の関係

ウィトラコメント: この図はICT投資と経済成長の関係です。左側の図はICT投資比率とGDPの関連ですがあまり相関が高いとは言えません。右側の図はICT投資の伸び率とGDPの伸び率ですから新興国でも伸び率の著しい国は絶対額が小さくても大きく見えてきます。上のほうにある二つの点はICT伸び率の大きいほうがインドで、小さいほうが中国だと思います。インドの存在がグラフを作っているようなものでそれを除くと相関はあまりないとみたほうが良いと思います。
作成者が議論をある方向に導こうとしてグラフを作っている場合には、横軸、縦軸の定義をきちんと見ておく必要があります。

ニュース (10/20)

2009-10-20 11:50:19 | Weblog

■Rayspan社のメタマテリアル・アンテナ、LG ELectronics社の携帯電話機に採用

メタマテリアル技術を使った高周波部品の研究開発を手掛ける米Rayspan社は、韓国LG ELectronics社の最新の携帯電話機「LG BL40」に、同社のメタマテリアル・アンテナが採用されたと発表した。この新たなタイプのアンテナは、電磁波の放射特性を損ねることなく小型化できることや、複数のアンテナ間の電磁気的な結合による特性劣化を防げることが特長である。

 ウィトラコメント: これは重要な技術だと思います。メタマテリアルによるアンテナはUCLAの伊藤教授の研究をRayspan社が実用化したものですが、いよいよ携帯電話にも搭載されてきましたね。これからどんどん広がるのではないでしょうか

■高速無線 KDDI先手 全国カバー 2年半前倒し

KDDI系高速無線通信事業者のUQコミュニケーションズは、2012年度末としていた国内のサービス地域カバー率90%達成を、10年度上期中に2年半前倒しする方針を明らかにした。従来の携帯電話を大幅に上回り、光ファイバーに近い速度を実現する高速無線通信は、UQの「WiMAX」以外に、今後、次世代携帯電話や高速PHSなど他サービスも続々始まる予定で、競争激化は必至。UQとしては、カバー率の早期拡大で先手必勝を狙う。

 ウィトラコメント: これは迫力がありますね。私もUQをしばらく使い続けようかな

■KDDI、月1095円でメール使い放題 ドコモ・ソフトバンクにも

KDDIは19日、携帯電話でメールを頻繁に使う利用者向けの割引料金を発表した。メールだけの利用なら、月1095円支払うとau携帯同士に加えNTTドコモやソフトバンクなどへのメールも使い放題になる。メールに限った定額・使い放題料金は初めて。同日、秋冬モデル20機種も発表した。

 

■au携帯電話'09冬~'10春モデル。「BRAVIA Phone」など-ソニー/シャープ製BDレコーダ連携や超解像も

auは19日、携帯電話の2009年冬モデル新ラインナップを発表した。発売は10月下旬より順次行なう。新モデル13製品のうち、ワンセグを搭載するのは11機種で、多くの機種がはLISMO MusicやLISMO Videoにも対応する。
また、新たにソニー・エリクソンやシャープの端末ではBlu-ray Discレコーダの番組持ち出し機能を搭載するなど、デジタル家電連携を強化。多くの機種で、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に携帯電話で撮影した写真を転送、再生できる「<ブラビア>ポストカード」に対応。11月下旬には、新機能のMYスライドビデオにも対応し、携帯電話で作成したスライドビデオをBRAVIAで視聴可能となった。

 ウィトラコメント: AUはスマートホンはまだ早いとして従来型で頑張るようですが果たしてどうか? アメリカで続々投入されるAndroid端末の波及効果は意外に早く日本にも来る気がしています。

■Android搭載の2画面付き電子ブックリーダー「Alex」登場

モノクロとカラーの2画面を搭載するAndroid電子ブックリーダーをSpring Designが発表した。コンテンツパートナーや3Gネットワークプロバイダーは明らかにしていない。

 

■羽田空港で「エリア限定型ワンセグ」実験-総務省「ユビキタス特区」事業で

羽田空港第1旅客ターミナルで今月より、「エリア限定型ワンセグおよびマルチメディア放送技術」の実証実験が始まっている。

 

■2008年度の国内電話通信、回数・時間ともに移動系が5割超に

総務省は10月16日、2008年度における国内通信トラフィック状況の報告書を公表した。
調査は、2008年4月1日から3月31日まで、国内の加入電話、ISDN、IP電話、携帯電話、PHSの利用状況を、国内通信事業者の報告書をもとに集計・分析したもの。

 

■【台湾】MediaTek、Qualcomm から WCDMA ライセンス授権、年内出荷の見通し

台湾メディア各社は、MediaTek(聯発科)が正式に Qualcomm から WCDMA チップに関わるライセンスの授与を獲得したと報じた。MediaTek による WCDMA チップ生産は2008年度末から話題に上っていたが、ようやく生産にこぎ着けるものと見られている。

 

■モバイルテレ、ウズベキスタンでLTEネットワーク構築を許可

MTSの完全子会社MTSウズベキスタン社は、ウズベキスタンの通信・情報当局より、ウズベキスタンでのLTEネットワーク構築に、同社が保有する周波数を使用する認可を受けた。

 

■「iPhone」ゲーム新時代--アプリ開発とOSの進化が紡ぐ無限の可能性

Sony Picturesから近日公開予定の映画「2012」に関連して、「Survive 2012」という「iPhone」向けアプリをリリースした開発者たちは、この人気のスマートフォンにおけるゲームの未来を切り開いたのかもしれない。

 

■iPhoneじゃありません…話題のチャイナモバイル「OPhone」を触ってきた

スイス・ジュネーブで開催されたITUの「ITU TELECOM WORLD 2009」。やや閑散とした会場で、まず飛びついたのが中国移動の「OPhone」だった。