■ソフトバンクモバイルがLTE実験を公開,3Gと同じ環境で100Mbps超の実現を目指して検証
ソフトバンクモバイルは2009年5月29日,次世代携帯電話向け通信技術LTE(long term evolution)の実用化に向けた実験を公開した。実験場所は茨城県水戸市の赤塚駅周辺。3カ所の基地局と,バスに搭載した移動局の間で通信する様子を見せた。伝送速度は,電波状態の良い場所で最大13Mビット/秒を記録した。現状の実験環境では利用できる電波の周波数が狭いといった制限がある。将来,利用できる周波数の拡大や送信技術の高度化が実現すれば,100Mビット/秒以上の伝送速度が実現できるという。
■アンリツ、次世代携帯用計測器を拡販
アンリツは2010年にサービスが始まる第3・9世代携帯電話システム(LTE)向けの計測器の販売を本格化する。携帯電話端末やチップセットの初期開発に必要な基地局シミュレーターやフェージング(障害)シミュレーターを投入。第3世代(3G)携帯電話移行時に築いた販売網を生かし、端末メーカーに売り込む。08年度に数千万円だったLTE関連計測器の売上高を、09年度には40億円に引き上げる計画だ。
■Google、次期Android OS「Donut」を披露
検索最大手の米Googleは、サンフランシスコで開催された開発者向けカンファレンス「Google I/O」において、AndroidモバイルOSの次期バージョン「Donut」のプレビューを行った。
■日立、世界最高の解像度を実現した携帯電話の液晶ディスプレイを開発
320×240の「QVGA」から640×480の「VGA」、そして854×480の「フルワイドVGA」へと高解像度化の続く携帯電話の液晶ディスプレイですが、さらに高解像度化された世界最高の解像度を実現した液晶ディスプレイが登場することが明らかになりました。
■【ロシア】モバイル・テレシステムズ(MTSS)、3Gネットワークに2年間で7億ドルの投資
08年5月28日に第3世代携帯サービス(3G)を開始したモバイル・テレシステムズは、現在モスクワやサンクトペテルブルグなど28都市で同サービスを展開している。今後もサービス地域を拡大していく見通しで、09年末には40都市まで拡大する意向。08年から09年の投資額は約7億ドルとなる。
■京セラの無線規格、インドで採用 日本製通信、世界に存在感
京セラの「iBurst(アイバースト)」と呼ばれる高速無線技術がインド政府に採用された。これに伴い同社は、同通信に必要な基地局や通信端末などの付帯設備の供給を開始する。人口12億のインドでは携帯電話が普及している半面、データ通信インフラの整備に遅れが目立ち、膨大な設備需要が発生するとみられる。日本製機器も相当数が使われることになり、優れた通信規格を保有する日本企業の新たなビジネスモデルとなりそうだ。
■Snapdragon投入したクアルコム、「市場を制するのはクラウドの威力」
米Qualcomm日本法人のクアルコムジャパンは5月29日、都内で記者説明会を開催し、代表取締役会長兼社長の山田純氏が同社の今後の戦略を解説した。
ウィトラコメント: Snapdragonはクアルコムが開発したアプリケーション処理用のプロセッサです。クアルコムはこれまで無線チップでは大変強かったのですが、アプリチップにも進出してiPhoneのようなネットアクセスを強化した携帯端末市場を狙っているようです。
■iPhone 3Gで絵文字が全携帯電話機と交換可能に、ドコモからの受信もOK
ソフトバンクモバイルは2009年6月1日、携帯電話機「iPhone 3G」上で、他社を含むすべての携帯電話利用者との間で、相互に絵文字入りメールが交換可能になったことを明らかにした。
■そこが気になる「0.1」の差 イー・モバイルとドコモのHSUPAサービス
イー・モバイルとNTTドコモが本格展開を始めた「HSUPAサービス」。採用した規格はおそらく同じと思われるが、最大通信速度はイー・モバイルが“5.8Mbps”、ドコモの“5.7Mbps”と0.1の差がある。