おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ちぇべろれって…。

2006-07-03 23:21:17 | おじたん的自転車生活。
ちょろっと、コンビニへ向かうと、久々に「シボレー」を見掛けた。

新品なんだろうか、錆も無く、汚れもほとんどない。自分の自転車の鍵をかけながら、しげしげと見ると、ライトも純正でロゴが入っている。

「ちぇべろれって…」

普通に知っている人ならば素直に「シボレー」と読むが、全く知らん人が鋭意努力して読むと「ちぇべろれって」と読んだりする。最初に聞いたのは知人の運転する車で出掛け、渋滞にハマった時のコトだ。

「なぁ、ちぇべろれってってどこの車? アメ車?」

最初は何を言っているのか理解出来ず、どこの車を指しているのかさえ判らなかったのだが、目の前のトラックのリアゲートにデカデカと書いてあるコトに気が付いた。

「おまえ、あれシボレーって読むんだぞ! 当然アメ車だ…」

同じロゴとマークが、自転車にもついている。とはいえ、シボレーが自転車を作っているワケではなくて、ブランド…として自転車が商品のひとつにある…のだけれど、このマークがあるのと無いのとではちょっと「カッコよさ」が違う。

今まで見掛けたなかでは、オペル、ジープ、ジッポ、ジャガー…ってのが実際に見ており、なんだかどれも同じに見える…って感じではあるのだが、ジッポは車のメーカーじゃ無いし、ジープも似たようなもんだが、これはこれで登録商標だったりもするんで、そんなのがあったりする。

これらのブランド名がバッサリと消えてなくなったら、この自転車はどう見えるか…なんてコトを、考えながらカップラーメンの品定めをしていたのだが、自分の自転車は「ジャイアント」であって「GIANT」ってロゴがバッチリと入っているんだけれど、ほとんど気にしたコト無いんである。

「聞いた事無かったからかな…」

確かに、自転車が久しぶりに欲しくなって探すまで、ルイガノやらマングースは知っていたが、ジャイアントとかコナとかメリダなんて知らなかったし、知った所で手の届くモノでも無いし…。

「んじゃあ、サッパリ消しちゃったらどーなるんだろう?」

シボレーからそれが無くなったら、なんかイヤな感じになるんだろう気がするが、自分の自転車から「ジャイアント」が消えても、それほどイヤな気もしない様な感じ。

やっぱり、よく知らない名前はどーでもよく思えて来るんだろう。ちなみに、ジャイアントは世界でも有名なメーカーなので、知らないでいる方がムズカシイのが自転車の世界だったりする。

んー。ブランドってのはそこそこ偉大なんだなぁ…。偉大だが、それ相応な商品とも限らないワケで、自動車メーカー+自転車ならまだ何となく判るんだけれど、

「蚊取り線香+自転車」
「○◎精肉店+自転車」

なんてコラボ自転車があっても、ちょっと乗りたい気分にはなれなかったりする。まぁ、一部豆腐店だとそれもアリかも知れないが…。

そんなこんなを考えながら、結局チキンラーメンを買って帰る。気付いたらシボレーは消えていた。

「いいなぁ、シボレーは。」

自転車として体格に合わなかったし、何となく「大丈夫?」って雰囲気が漂っていたので、結局選ぶコトは無かったのだけれど、未だに羨ましい。おそらく「ちぇべろれって」な部分だけが羨ましいだけだと思うのだが、そういう自転車ってのもちょっと良いかなと思う。日本の自動車メーカーって、あまりこういうコトやらないんだけれど、やれば面白いと思うけどなぁ…。でも、シボレーほどの輝きを感じないトコロが微妙かもしれない。

「ダッジとかフォードは乗ったコトあるけどなぁ、シボレーは無いな…」

そう考えながら家に戻り、カマロがシボレーだったことを思い出す。

「カマぐちって何よ? 何のメーカー?」

ゴジラとパジェロが一緒になって「パジェラ」なんて新車を作り出す人もいたので、やたらな名前じゃコラボもムズカシイのかもしれないねぇ…。


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