おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

NHK vs 朝日新聞。

2005-01-21 23:15:29 | 我思う、故に書くなりよ。
まぁ、騒いでるが。

NHKが朝日新聞に謝罪したとしよう。朝日新聞がそれで満足するのはおかしい。その判断を裁判所に求めるのではなく、読者に求めるのが新聞社の基本じゃないのかな。

朝日新聞がNHKに謝罪したとしよう。NHKがそれで満足するのもおかしい。番組制作の過程で国会議員による介入や圧力を受けたとされる疑惑を持たれる様な話が身内から出ている事に対して、視聴者に説明しなければならないと思う。それが放送局の基本だと思う。

要するに、どっちも多数の視聴者や読者のいる「報道機関」だと言う事だ。これをないがしろにして争っても本質を疑われる。この点、NHKの方がやや真っ当な説明をし、公開質問状を朝日新聞に投げかけている。片や朝日新聞は具体的な事があまり出ておらず、漠然とした取材の結果がこれ…と言う事になっている。

取材は綿密に行ったとされているが、その証が出ていない。取材された側の方から出た情報量の方が圧倒的に多く、詳細だったために、綿密な取材が全くもったいない事になっている。メモなり、テープなり、記事を書くにあたり用いた証拠があると思う。それを読者に披露すれば済む事であり、何ら恥ずかしい事ではない。それとも、朝日新聞は取材するのにメモやICレコーダーやテープレコーダー等を使っていなかったのだろうか? なかなか重大な事案の取材に。

読者や視聴者に、納得出来る説明を先にやってのけた方が、この争いの軍配が上がると思う。そういう問題だと思う。報道機関に妙な「名誉」だの「権威」なんか必要ない。事実を正しく伝えてこそ、信頼はそこに生まれるのであり、それが唯一の誇りだと思う。そう、名も無い専門学校で教わったし、それは間違いじゃ無いと思う。芸能人のプライバシーの名誉毀損裁判みたいな事になったら、日本の報道の質が疑われる。そう成り下がるのはどちらの報道機関なのか、読者や視聴者は見ているんだと思うね。

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ちゅーちゃんと地震予知。

2005-01-21 18:27:23 | 我思う、故に書くなりよ。
我が家にはハムスターがいる。ロボロフスキーって言う種類で、小さい。

メス1匹、オス2匹まで淘汰されてしまったが、元気である。普段、我々人間が活動している時間帯、彼らは爆睡している。我々が活動に疲れ、眠る時間に彼らは元気に活動し始めるので、回し車の騒音以外にあまり接点は無い。

種類的に人に懐くタイプでも無いらしく、あまり飼い主と仲良くは無い。これを業界では「観賞用」と呼び、我々一般人は「愛想が無い」と言う。それでも、手から餌を取る時は両手でしっかりと掴んで持っていく礼儀正しい所もあり、可愛い。2つのケージに分けて飼育しているので、掃除も面倒なのだが可愛いので許す。が、掃除中はどこぞに避難してもらわないと困るので、この時は捕まえないといけない。大人しく捕まってくれる事は無く、たまに噛まれて流血となるが、アナフィラキシー・ショックで死んだ事は今までに無い。

さて、こうして飼われているちゅーちゃん達であるが、可愛い…と言う以外に何かしてくれる事は無い。私の代わりにお買い物に行ってくれるとか、ご飯の用意をしてくれるとか、そんなのは無いのである。その点に不満があるのか? と言うと、あるわけが無い。あったら相当キモイ。

では、何も出来ないかと言うと、そうでも無いらしい。それが「地震予知」。

大きな地震にあたっては、事前に動物の異常行動が目撃されたりしている。スマトラ沖の地震の際も、象が鎖を引き千切って山に逃げたとか、新潟中越地震では野良猫の姿が消えたとか、亀が逃げ出したとか、報道されているし、阪神淡路大震災の時も野鳥とか飼い犬で異常が多く見受けられた事が明らかになっている。

で、うちのちゅーちゃんだが、新潟中越地震の1週間程前の3日間、大暴動だった。昼間は寝ているのが常なのだが、昼間から回し車全開バリバリな珍走団状態。オスもメスもだったので「お前ら、何が不満だ?」と思って様子を見ていたが、収まらず、大変な事になるのである。

ケージの中には、ちゅーちゃん達が動きやすい、生活しやすい様に、パインチップと言う杉の木材を粉砕したものが敷かれており「敷きワラ」と一般には呼んでいる。多少の防臭効果もあるので、ちゅーちゃん達の出す独特な臭いや、生活臭が紛らわされる事もあるので重宝しているのだが、大暴動されるとこれがケージから飛び出るのである。しかも大量に。

ケージはそうした事があまり起きない様な造りになっていて、少々の暴動ではあまり出ない。実際、一時は1つのケージに5~6匹入っていた事もあって、仲良く暮らしてはいるものの、動き回ればそれなりにケージの外に出てしまう事はあったが、僅かな数でこんなに大量に出されると驚かざるをえない。掃除機があるとは言え、結構大変だったりするのである。

震災の当日は、暴動もおさまり普通に過ごしていたので、地震と関係があるとは考えても見なかったのだが、先日、一部報道でハムスターの行動と地震の関係を報じているのを見た。新潟中越地震の1ヶ月前あたりからハムスターの回す「回し車」の回転数が異様に増加している例が多数報告されていたのである。「おお! これはもしかして!」と、一応の飼い主である所の私も興味深く記事を読んだ。

ただ、ちゅーちゃんが回しているのを数えるのも、無職で時間がどうなろうとも構わない身であっても大変である。うちの場合、ケージは2つだから、とんでもない事になるワケで、余計に欝になる心配もある。どうやらパソコンとセンサーを連動させて楽をしているらしい事が判り、連絡をとってみた。

親切にメールで教えて頂いたのは、「ハムスター観察の会」と言う団体で、東海大学地震予知研究センターの中にある。私が気になったのは「センサー」の部分で、入手方法とかどんな造りになっているのかと言う事だったのだが、Webを良く見ると載っていたりもした。それほど難しくない仕組みなので、自作する事も充分可能だし、うちのケージについて言えば自作した方がスマートな様だ。

まぁ、電磁誘導って事でね、回し車に取り付けた磁石の動きをコイルでパルスとして捉えて、PCのマイク端子から拾うって方法でカウントしている。回し車の磁石以外に、ちゅーちゃんに影響を与える様な物が無いので、これはなかなか良いと思う。また、単に回転数なら似た様な商品がペットショップで売っている。

ハムスター観察の会では専用ソフトも用意しているので、これを使えばデータの管理はPCで行えるし、ネットワークを介して集約する事も出来る様になっているらしい。

そんなワケで、センサー部分を自作中。ケージが鉄格子ってワケでは無いので、データを取るのには都合が良いが、取り付けが難しい。また、掃除する関係から取り外しも容易な方向にしておかないと、面倒な事になるので、えいやっ! ってワケには行かない。

完成したらここで披露する事になるが、PCと連動やら、置き場所やらの問題も解決しないといけないので、ちょっと先になると思われる。ただ、ハムスターの異様な行動が必ずしも地震と関係があるとも言い切れないワケで、これは将来のためのデータ収集って事である。こうした異様な行動を数値化出来る手段が手軽に出来たって事の意味の方が大きいねぇ。

惜しむらくは、ハムスターの寿命がそれほど長くないと言う事かな。仲良くしていてもあっさり仲間に喰われちゃうし、何でだか死んでたりする。「あー。具合悪そうだなぁ…」ってのが判れば良い方で、こっちから見れば「突然死」なんて場合が多いと思う。個体差ってのもあるみたいだし、種類によっても違ってくるだろうし。そんなこんなの心配を、ちゅーちゃん達に悟られない様に観察出来れば御の字なんだろうな。センサーが完成したら、ちゃんと登録してデータを提供したいと思います。はい。

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税金はこうして無駄に使われる。

2005-01-21 11:18:26 | 我思う、故に書くなりよ。
隣の部屋でエアコンの取替え工事が行われている。

元あったエアコンは、古いものではあったが、別に壊れて使えなくなった物では無く、普通に使えていた。仮にこれが自前の物だとしたら、取り替えるかと言うと、そうでは無い程度である。

だが、国がタダで取り替えてくれるとなると、壊れたエアコンとなる。昨年の夏あたりからそんな話が出て、幾度かそれなりの人が調査に来た。その結果、今日、壊れていないエアコンは取り外され、新しい物に変わる。

厚木基地に程近い所に住んでいると、こうした事は騒音の見返りに行われる。我が家も飛行コースの真下にあるので、戦闘機や哨戒機が真下から見られる。代わりと言ってはなんだが、とんでもない轟音がある程度の時間残されて、電話の向こうの相手がひどく驚いたりするんである。まぁ、この騒音も子供の頃からの物だし、昔と比べて静かになったと思う程に「慣れた」。

まぁ、騒音に対する「防音工事」って見返りの中にエアコンがあるワケで、防音サッシとかロスナイ、天井裏の防音材の施工なんかもやってもらえる。これで、轟音が無くなるかと言えば、そうではなく、多少ボリュームが下がる程度の事でしかない。部屋の密閉度が高くなるので換気装置のロスナイとエアコンが付けられる。

そんなこんなも税金なワケで、家主が負担する必要は無いのである。ただし、家の全室がこの恩恵に預れるワケではなく、1室だと言う。我が家も隣の部屋のみで、こっちはダメって事だ。うるさくない部屋が1室出来るだけでも有難く思へ…って事らしいが、生活として考えるとやっぱりうるさい事に変わりないので、役人の考える事って「馬鹿」なんだなぁと言う良い例かもしれない。

そんな役人がろくに調べもしないものだから、「壊れていないエアコン」が「壊れているエアコン」になるワケで、施工業者としては基地が近所にある限り、仕事は必ずあるという美味しい状態にある。

税金の無駄と思いながら、工事をしてもらっているのは、持ち家では無いからだ。借りている身分でどうこう決めるワケでは無い。仮に、自分の家だとしたらどうだろう? ウチはやらなくても隣はやるかもしれない。むしろ、やるだろう。タダだし。タダなんだけど、遠まわしに自分の財布から出ている事が忘れかけているだけなんだが、だったらやって貰わないと「損」だと言う事を考える妙な連鎖が完成しているんである。果たして「損」なのだろうか?

騒音に対する補償は国や自治体がやって然るべきだが、中途半端にこういう事をやっている事が問題なワケで、全室完全防音にしますから後はご自由に…って方法でも良かったと思う。壊れたにしろ、修理って物もあるワケだし、ディスポで良いと考えてる事も変だ。そうじて、目先の出費しか眼中に無かった故の無策としか思えないが、長々とこうした出費が嵩む事を考えると蛇口はいずれ閉じなければいけないと思う。

何か「使わないと損」と言う妙な連鎖を断ち切っていかないと、この件に限らず税金はダダ漏れ状態のままで、いくらあっても足らなくなる恐れは消えないと思う。税金の無駄遣いに怒る国民は多いと思うが、無駄遣いを後押ししているのはひょっとしたら国民かもしれないと言う点を、考えてみないといけないと思うのだけれど、それで生活が面倒になるなら、放って置くんだろうなぁ、やっぱり。



追記。工事の終わった業者のおじさんの話によると、エアコンの交換は家主が1割負担するとの事。最初の施工はタダだそうだ。
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