おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ポラロイドSX-70 その2。

2005-01-14 14:32:46 | ポラロイドーシス。
何もすること無いのでひたすら磨く…。

んでもってネットでいろいろと調べてみた。30年前のカメラだから、乏しい。廃れそうな規格のフィルムのカメラだから、なおさらである。医療機関でこの手のフィルムを使うって事があれば、そうそう無くならないかもしれないが。まぁ、600シリーズのフィルムが使えるらしいので、これに今後の存亡が懸かって来る。

にしても、フィルム高いなぁ。安い所を眺めると、1枚130円あたりの値段となる。ちょっと貧乏人にはハードルが高いなぁ。遠慮なく高いぞぉ…。

んまぁ、それはさておき、我がポラちゃんは超音波ピント自動合わせ装置付である。超音波を出して、その反射を捉えて距離を測定し、レンズを動かしてピントを合焦させるんである。小さめのコウモリも同じ様な事やっているし、潜水艦のソナーも似た様な物で、ちょいとカッコイイ。

フィルムは無いが、バッテリーはあるので、超音波で遊んでいると、面白い事に気が付いた。飼っているハムスターのケージに向けて動かすと、眠そうな顔して起き出してくるんである。全部が全部では無いが、眠そうにもケージ内を動き回り、何も異変が無いと確認するとまた寝床に戻っていく。レンズが動く音に反応しているのか、超音波なのか、ハッキリはしないが、ちょっと離れた距離から遊んでいるので何かしら影響はあるみたいだ。

とか何とかのたまってる間に、割かし近所に大手カメラ店発見。さっそく物色すると、専用フィルムがあった! ¥1910もしたが、妹を言いくるめて買って貰う。1枚¥190もするが、まとめ買い出来る余裕も無いので仕方ない。

早速、カメラに装填すると、最初に真っ黒い紙が「べーっ…」と出て来た。これでフィルムがセットされた事になり、撮影が出来る。この紙は1枚目を感光しないための射光紙なのだ。天気も良い事なので色気の派手な物でも探しに出掛けるかな。(出掛けた…)

結果…。しおしお…。要オーバーホールだ、こりゃ。ミラーがアップしたままだったり、ゴミが移り込んでいたり挙動不審極まりない。露出もなんだか怪しい。超音波式ピント自動合わせと、フィルム送りは何とか無事らしい。うーん。こりゃ頂けない。何枚か撮る内に回復してくれる様な経年的トラブルならばいいのだが、そうでないとやっかいだな。

4枚目は何とかまともに撮れた。独特の青味がかった色調。雲は出ているが明るかったので、結果から見るとアンダーって事になる。ちょい露光をオーバー目にしてあげれば良いと言う事か。画質はなかなかシャープだと思う。しかし、撮影後にファインダーを覗くと、真っ暗。ミラーが降り切っていないらしい。って事は感光しっぱなし? このまま折り畳めるか試すと、苦も無く折り畳める。折り畳めなくなったという話はどこかで読んだのだが、こういう事もあるらしい。シャッターは閉じているみたいなのだが、ミラーの調子がいけないのは確実だな。

都合、9枚撮って見た。残り1枚は姪を写す約束なので残す。9枚中2枚は何とか見られる写真だが、残りはトラブルが良く判る作品となった。効率悪すぎなので、やはりオーバーホールとするかな。あまり色気に派手さの無い被写体だと、うまく撮れてもうまそうに見えない。何となく「もー…」っとした感じで青白い色調の傾向が強いので、これを逆手に取らなければいけないなぁ。フィルム自体にコントラストが酷く中庸って所もある。カメラがレトロだと、写る写真もレトロなんだな、きっと。

さぁて、メーカーに電話でもするかな…。

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