ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

古代の南九州

2016年10月26日 06時03分01秒 | 日本古代史

・・・昨日の朝刊に、東アジア最古の「鮫皮巻」太刀を見つけた記事が出ていた。

  古代史好きの私としては、何が書いてあるのか、興味があって読んでみた。

  内容は宮崎県の西の端、山奥の盆地にある、えびの市の「島内地下式横穴墓」から出土していた太刀を調査した結果、鮫皮の装飾が東アジアで最も古い珍しいものであることが分かったと云う記事であった。

  

  素人の私には、太刀が珍しいことは、それほどの興味を持たなかったが、古代大和朝廷が全国規模になりつつある、五~六世紀の頃の墓で、こんな田舎に、立派な遺物が出土しているかと云う事に興味を持った。

  

  南九州の古墳時代の墓の分布(上図参照)を見てみると 、宮崎県の西都原市と鹿児島の志布志湾付近は「記紀」などにも出てくるので、古墳分布が集中するのは納得できるが、宮崎と熊本と鹿児島の県境付近の山奥の「えびの盆地」周辺に古墳が集中しているのは、今まで、私はよく知らなかった。
  しかも、出土物が、朝廷と関係のある、かなりの有力者の豪族が所持するような太刀や馬具を所持しているので、墓の主は、古代ヤマト朝廷と深い関係があったようである。

  今まで、それほど古代史で話題になっていなかっただけに、今後の進展に興味を持った。

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