・・・最近、よく映画を見る。 この映画の題名は、主人公の退役軍人のスレート中佐は嗅覚が良くて、女性の使っている石鹸や香水の匂いから、その銘柄を当てる才能があるところから来ているらしい。
「匂いを当てた女性とタンゴを踊る主人公」
この映画の主題は人は人生の岐路といわれる場面に何度か立つときがある、その時、たいていは処世を重視して進路を選び、後で後悔することが多いのが人間であつて、なかなか、正義だけで人生の進路選択が出来ないことを描いている。
主演は上の写真のアル・パッチーノとクリス・オドネルです。
映画の粗筋は盲目で生きる希望をなくしている退役中佐が年金を貯めた金で、介護役にアルバイトの高校生を雇い、人生の最後にニューヨークに行って、散財の旅行に行く話で、ニューヨーク滞在最後の日に、盲目の主人公は予定通り、拳銃で自殺しょうとした時に、高校生、チャーリの言葉で生きることを選ぶという話です。
この映画も、私が感動するのはストリーの中に、感動場面が何か所も用意してある映画作りのうまさもあるが、私自身が年を取った人間として、いずれ迎える死を考えた時に、こうありたいと思う生き方を、主人公が演じて見せるところに、感動を感じたのかもしれない。