~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

たしかに腕は重い

2007年08月24日 11時30分40秒 | ピアノ
前からじわじわキテいたのですが、かなり本格的になってきました。
俗にいわれるところの40肩とか50肩とかいうやつです

ちょっと前までは、Tシャツなんかを脱ぐ時に「ピリッ」ときていたのですが、今朝は新聞を持ち続けるのも難しい。体側から腕を45度以上上げるとキます。

ピアノを弾くときは、めったにその角度まで肘は上げませんのでほぼ大丈夫ですが、高音域への和音の跳躍はきつい。無駄な力は極力使いたくないので、天然脱力状態です。
それにしても、ピアノでまだ良かったです。バイオリンやフルートの方々はこういう症状が出たときはどうされるんでしょう?小さいころから鍛えていると大丈夫なのか?

昨日、ちょっとついでがあって、2月のコンサートの録音を聴き直してみたのですが、前半プログラムのベートーベンは、右手というより右腕に力がはいっていて、旋律にまったく伸びがない。前半弾き終えて、右腕が動かなくなるくらい疲れてましたけど、どれだけのムダな力が入っていたかがわかる音でした。(後半はかなりマシになっていた)
もちろん練習の時はそこまで力が入っていたはずもなく、練習で何時間も弾き続けるためにはそれなりの脱力はしていたはずなのですが、ステージで伸びのある音を出すのはなかなか難しい。もちろん緊張が一番の敵ですけど、すわってしっかり落ち着いて力も抜いて弾き始めなければダメだなあ・・と思いました。

今、腕や肘は「死に体」状態で練習してますけど、そうなるとますます指や掌の柔軟かつ強靭・迅速な動きが要求されて、大変難しいです。・・・要するにこれが脱力ということなんですかね?毎日毎日「腕ってこんなに重いんだ」と自覚させられてます。もちろん投げ出すように和音を弾かざるをえないので、ドボンという音がでます(笑)。

娘のピアノのことなんですが、指の運動がほんの少しだけ複雑になってきて、そうなると、手の形が崩れやすく、すぐに手首がどっと落ちる。指の力がないのでヘタヘタっとなります。そこで、先生やら私やらから「手首あげて指も立てて弾こうね」といわれると、今度は思いっきり肩が上がる。肩を下げてやると手首も指もヘタる。笑っちゃうくらいそうなります。
考えてみれば、私たちは長い時間かけて、「指」「手」「腕」(肘)「肩」と別々に力の出し入れをする訓練を積み重ねているわけで、今はすっかり忘れてしまいましたけど、最初は娘のようになっていたのでしょう。


いやそれにしても思いました・・・・
高齢になってもすばらしい演奏をされるピアニストというのは、若いころのように力や運動が自由にならない分、無駄のない熟練の技を最大限に使われておられるのだろうな、と。




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2 コメント

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Unknown (Uコ)
2007-08-24 22:34:45
こんばんは☆

最後の文を読ませていただいて、以前○山のE先生(デュオグループ公開レッスン等の主催者ですね)が熱く語られたのを思い出しました。

「私は、60歳のおばあちゃんになってもピアノを弾ける身体を30代のあなた達に作って欲しくてお世話させていただいてます。」と。

早々に脱落してしまいましたが(汗)
30代が後少し残されてる私。過去に格闘したこともあまりないので、その境地を目指しつつ今はまだ汗水鼻水垂らして(笑)ピアノを弾きたい。

肩、お大事に!!
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なるほど・・ (仮装ぴあにすと)
2007-08-27 22:27:40
そうですか、60歳がおばあちゃんかどうかはまた別問題として(笑)、若いころに身体の使いかたをしっかりマスターしておかないと、年取ったら弾けなくなるのですね。
そうすると、我々に残された時間は限りありますね。
お互い頑張りましょう。

・・・ていうか、Uコさん30代まだ残されてるのね、うらやましいっす・・・
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