好きこそものの上手・・・になれるといいな

今日、ピアノ仲間で練習会がありました。

あるホールを借りて一人２０分程度の持ち時間で、練習するもよし、発表するもよし・・・という自由な会です。
みんな子持ちの主婦なので、私たちのゴールデンタイムである午前中の２時間、年４回だけ集まるなかなか地味な会でもあります。

アマチュアでも、ピアノを弾く機会は探せばいくらでもあるものなのですが、
この会を私は殊に楽しみにしています。
みんな忙しい中で弾いているので、そうレパートリーが広がるわけでもないし、
どうかすると１年間近くも同じ曲を抱えていたりするわけなんですが、
この「1曲を気長にあたためている感じ」がなんともいい。
入試のためでもなく、目先のコンクールのためでもなく、誰かに評価してもらうためでもなく、ましてお金を得るためでもなく・・・ただただ好きだという思いだけが伝わってきます。

もちろんそれぞれには、自分の弱点を克服すべく、いろんな奏法を研究したり、先生についてレッスンを受けたり、アマチュア向けのコンクールに出たりしているわけなのですが、
それとても少しでも曲の良さが表現できるようになりたい一心からですから、
聴いている方も「前回までは、いまいちだったあそこがうまくなってる！！」という発見があったりして、こちらまでうれしい。
趣味でやるものは気楽だし、心から楽しめて幸せだなあ～と思います。

今日も自分ではほとんど弾くことのない、
ドビュッシーやシューベルト、フランクなどを聴いて、ほんとにいい曲だなあと思いましたし、
ショパンやシューマン、モーツアルトなどの奏法で、自分でもやってみようというものも発見できました。
ほんと、仲間に感謝です。

連弾や歌もありましたけれど、歌におけるフレージングの作りかたなどは、ピアノ弾きにとって難しいもののひとつであるし、
連弾をはじめとするアンサンブルは私が今もっとも力を入れたいと思っているジャンルです。
少しずつみんなの力もかりながらピアノも音楽も楽しんでいきたいです。
もちろん「上達」というおまけが付けばもっとうれしい