~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

コンペ課題曲で遊ぶ?

2012年03月04日 11時54分57秒 | ピアノ

先日、某コンクールの課題曲が発表になりました。

そのなかの、高1までの課題曲ですが、もし私が出るとしたら、この4曲か?(趣味&マイナー路線かも・・・)というのがあり、

かつそれらはかつてこちらで話題にしたり、動画を貼ったりしたこともあるものなので、ちょっと記事にしてみようかと思います。

もし私がチョイスするとしたら、

<バロック>クープラン:うなぎ

<クラシック>ベートーヴェン:イギリス国歌によるバリエーション

<ロマン>  メンデルスゾーン:Op.104bより第1曲

<現代>  プロコフィエフ:Op.12-7

になるかと。(良い子はマネしないでください・・・・汗)

 

〇まず、メンデルスゾーンですけど、以前ホロヴィッツの演奏で、この動画(http://youtu.be/IckMN0y7law)を貼りましたが、これは第3曲目ですので、

課題曲はこちら↓の第1曲目(音量が小さいです)

 

〇次にプロコフィエフ、これはまさにこの曲ですね。1930~1935くらいに録音されたプロコフィエフ自身による演奏のようです。

 

〇クープランですが、これは残念ながら動画ではなく記事です。「うなぎ」周辺のもの(笑)。

2008年1月10日(もう4年以上も前なんですね!)の日記から一部コピペします。

ヘンな(?)タイトルを、私がジャンルごとに遊びで分けてみた記事のようです(笑)。

 

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~~女性に関係があると思われるもの~~


ノネット、金髪の女たち、栗毛の女たち(Les Nonetes - Les Blondes, Les Brunes)

勤勉な女(La Diligente)

へつらい女(La flatteuse)

好色な女(La Voluptueuse)

陰気な女-アルマンド(La tenebreuse - Allemande*)

憂愁な女、サラバンド(La lugubre - Sarabande)

お気に入りの女(2拍子のシャコンヌ)(La Favorite - chaconne a deux tems)

茶目っ気な女(La lutine)

おどけた女(La badine)

ぶどう摘みの女(Les vendageuses - Rondeau)

魅力的な女(La Seduisante*)

粋な女(La galante)

軽はずみな女(L'evaporee*)

優しく辛辣な女(La douce et piquante)

そこつな女(La distraite)

信心女(Les Calotines)

生娘(L'ingneue*)

そしらぬ顔であざ笑う女(La petite prince-sans-rire)

大胆な女(L'audacieuse)

編み物をする女たち(Les tricoteuses)

空想にふける女(La visionaire)

神秘的な女(La misterieuse*)

病みあがりの女(La convalescente)

とげとげしい女(L'Epineuse)

略式喪服、または3人の寡婦(Le Petit-deuil, ou Les Trois Veuves*)

神秘的な障壁(Les baricades-misterieuses rondeau*)




~~~~動物の名前がついているもの~~~~


蜜蜂(Les Abeilles)

猫(La Mimi)

蝶々(Les Papillons)

羽虫(Le moucheron)

うなぎ(L'anguille)

恋の夜うぐいす(Le Rossignol-en-amour)

おびえた紅ひわ(La linote efarouchee - rondeau*)

嘆きのほおじろ(Les fauvetes plaintives*)

勝ち誇る夜うぐいす(Le rossignol-vainqueur)



~~~~~物品~~~~~~


目覚まし時計(Le reveil-matin*[rondeau])

髪の光沢剤(La bandoline)

ひるがえる髪飾り(Le Bavolet flotant)

がらくた(Les brinborions)



~~~~お仕事関係~~~~~


刈り入れをする人たち(Les Moissonneurs - Rondeau)

羊飼いたち(Les Bergeries)

女流画家(La Raphaele*)

上流詩人(アルマンド)(L'Ausoniere - Allemande*)

芸術家(L'artiste)



~~~~~人間関係?~~~~~~


猫なで声(La Pateline)

心地好い恋やつれ(Les langueurs tendres)

おしゃべり(La Commere*)

ほのめかし(L'Insinuante)

親密-クーラント(L'intime - courante)

足がらみ(Le croc-en-jambe)



~~~~~~その他(内容のよくわからないものを含めて)~~~~~


手品(Les tours de passe-passe)

灰色の着物を着た人々の行進(La marches des gris-vetus*)

サラバンド、危険(Sarabande La Dangereuse)

生まれながらのあでやかさ(Les Graces natureles)

交差するメヌエット(Menuets croises*)

ドミニコ会のある人物の没落(Les Culbutes Jxcxb xnxs)

煉獄の魂(L'ame-en-peine*)

さまよう亡霊たち(Les ombres errantes)



クープランは1668-1733年で、バッハ(1685-1750)の17歳ほど年長にあたります。
クープランに刺激を受けた作曲家はバッハ、リヒャルト・シュトラウス、ラヴェルなどがあげられるそうなのですが、フランス音楽嫌いといわれていたブラームスもクープラン(サン=サンーンス、ビゼーも)は別だったとか・・・(参考 Wikipedia)

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せっかくなので動画も探してみました。

ピアノバージョン↓

 

チェンバロバージョン↓(約半音低いです。終わったあと、延々練習なのかレコーダーが回っている様子です・・。雰囲気だけでも、ということで)

 

〇最後にベートーヴェン。これは過去記事にはありません。

 (シフラ演奏。繰り返しが多いので、長いです)

 

 

以上! 



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (甘味の王子様)
2012-03-04 13:14:34
>もし私がチョイスするとしたら、

<バロック>クープラン:うなぎ

<クラシック>ベートーヴェン:イギリス国家によるバリエーション

<ロマン>  メンデルスゾーン:Op.104bより第1曲

<現代>  プロコフィエフ:Op.12-7

になるかと。(良い子はマネしないでください・・・・汗)

是非、良い子にまねしていただきたい選曲ですね。

イギリス国家は、“Goe Save the Queen”、女王賛歌です。
日本の国家も、天皇賛歌です。両国とも、立憲君主国です。
これは、日本国家によるバリエーションを作曲しなくては・・・ベトさんには負けられない(逃)
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なんで・・ (仮装ぴあにすと)
2012-03-04 14:22:23
今日は甘味王子?(笑)

すみません「イギリス国家」ではなくて「イギリス国歌」でした(汗)。

今、本文訂正しておきました。
個人的にはこういうプログラムはたまらないです(笑)。
ただ学習者としては将来の重要なレパートリーになるもの、入試課題曲系のもの(バッハの平均律、ベートーヴェンのソナタ、ショパンのエチュード)を押さえておくほうがいいんでしょうね。
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クープラン (Loree)
2012-03-05 08:16:17
そう言えば、ヴァイオリンのR君もリサイタルの曲目は国際コンクールで必要になるレパートリーを意識して入れると話していました。

ところでクープラン、知らない曲ばかり!それもそのはず、ぼくはCDたった1枚しか持ってない分野です。「神秘的な障壁」は大好きな曲ですけど、これって女性と関係あるんですか?それと、「お気に入りの女」が気になりました。2拍子のシャコンヌとは!(驚)
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お出ましですね(笑) (仮装ぴあにすと)
2012-03-05 22:43:16
Loree様、ようこそおいでくださいました。

「神秘的な障壁」って「神秘のバリケード」とかとも言われますよね。題名の由来はほぼ謎というかナゾにしときましょう・・・みたいな感じですか(笑)。
一説には<継続的な掛留音がハーモニーを「妨げて」いるので「障壁」という名を付けたのではないか>とも言われますが、私が目にした解説に(どこで見たか忘れました・・)、「女性のスカートを意味する」というものもあり、ここでは、無理やりというか、なんとなくというか、「ジャンル:女性」に入れちゃいました(殴)。
Loree教授のお説はいかに???

あ、たしかに2拍子のシャコンヌとは?!聴いてみなければ。
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神秘的な障壁 (Loree)
2012-03-07 08:41:45
中学生の頃に読んだ「ヴェルサイユの荘厳な外壁」みたいなもっともらしい解説を今日まで信じてきました。「女性のスカート」だなんて、そんな大人な解釈…ウブな純情少年(ぼく)は想像もしませんでした。もう、スカートにしか聴こえません。間違いない!
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さすが (仮装ぴあにすと)
2012-03-07 13:34:40
>中学生の頃に読んだ「ヴェルサイユの荘厳な外壁」みたいなもっともらしい解説を今日まで信じてきました

さすがLoreeさん、中学の頃にもうそのような書物を・・・(驚)
私もどこで読んだのかわからないのですけど、最初に目にしたのがそういう説だったので、私にはスカートにしか聴こえません(爆)。
ほかのタイトルは即物的というか写実的なのに、このタイトルだけなんだか意味深で、「繋留音が和声をさまたげているから、神秘的障壁」って突然学問的で面くらいますよね。諸説ありすぎて、もうどうでもいいので、Loreeさんとふたりで「スカート説」でいきましょう(笑)。
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