寒い寒い4月20日(土)の夜、コンサートに行ってまいりました。
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広島流川教会<新会堂竣工記念特別コンサート①>
開演 18:45 終演20:00 広島流川教会礼拝堂
赤坂達三(クラリネット)、 平野公崇(サクソフォン)、 佐々木悠(パイプオルガン)
1.サクソフォン&パイプオルガン
コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV639 J.S バッハ
2.クラリネットとパイプオルガン
フルートとチェンバロのためのソナタ第2番 BWV1031 J.S バッハ
「二つの悲しい旋律」より<春> Op.34-2 E. グリーク
3.パイプオルガン
バッハファンタジー N.ハキム
~~休憩~~
4.サクソフォンとパイプオルガン
平均律より J.S バッハ
「マタイ受難曲」より<憐みたまえ、わが神よ>
G線上のアリア
私を泣かせてください ヘンデル
5.サクソフォンとクラリネットとパイプオルガン
主よ、人の望みの喜びよ J.Sバッハ
(アンコール)
私を泣かせてください
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礼拝堂に入ると正面に大きなスクリーンがあって、これはなんなんだろう???と思っているうちに、スクリーン内に演奏者が登場、そのまま演奏が始まりました。
え?どこで弾いてるの?・・・・・頭上でした(笑)。
私は最初最後列にいたので、そこは2階席の下。つまり頭上にはパイプオルガンがあり、その横に管楽器の方が立っておられたというわけです。
後半のトークで平野さんがおっしゃってましたけど、「目の前のスクリーンに自分が映っていて、横にはカメラがあって、どこ見ていいんだか・・・」という演奏者にとってもなかなか珍しい状況であったようです。
後半では私も席を移動して、前方壁際のパイプ椅子にすわり、前方のスクリーンと2階の演奏者の両方が見るようにしました。
改修以前のお堂がどうであったかはまったく知らないのですけど、残響もほどよく、音がぐるぐる回りこんだりもせず、とても聴きやすい会場でした。
パイプオルガンとこのふたつの管楽器の組み合わせはとても自然な感じで、初めて聴いたはずなのになんの違和感もありませんでした。クラリネットのソロ演奏はたまに聴くことがありますけど(実は木曜日にも聴いてきました)、サクソフォンのソロをクラシックの演奏会で聴いたのは、私おそらく初めて。
もうびっくり・・・・感動でした。サクソフォンはうちのピアノ室にも最近転がっている楽器であり、実は身近な楽器のひとつのはずなんですが、・・・いやきっと違う楽器なのであろう(汗)。
パイプオルガンのソロ、バッハファンタジーは1955年生まれのハキムという方の作曲だそうです。バッハのおなじみの曲がちりばめられていて、でもそれが現代曲で、とてもおもしろく聴きました。
竣工記念コンサートはこれからも続くそうですので、楽しみにしております。
昨日買ったCDの一枚にバッハの平均律をサックスカルテットで演奏しているのがあるのですが、Ⅰ巻2番のプレリュードなんか現代曲みたいで、超興奮します。現代曲に興奮するというわけではないですけど(笑)。
甘い音色がオーケストラとは合わないと言われますが、そもそも作られた時代が近代なので吹奏楽やサックス四重奏などの合奏形態が多いようです。
組曲「アルルの女」では
アルトサックスが一際美しい音色を奏でています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%A5%B3
ハチャトゥリアン「剣の舞」も有名ですね。
四重奏もいいですね。楽器のことってある程度知ってるつもりでも、実はなにも知らないのだとあらためて感じた次第です(汗)。
http://www.youtube.com/watch?v=_PLfAuyYtg8
1分すぎたあたりから主題がはじまります。
控えめな演奏ですがサックスの音色が堪能できると思います。
指揮者によっては音色を嫌ってユーフォニウムとユニゾン
させることもあります。無粋ですね。
極め付きはシャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団演奏で
録音が良いのと相まってサックスの音色が非常に綺麗です。
機会があれば是非お聴きください。
こちらはホルンとのユニゾンですね。
http://www.youtube.com/watch?v=QBbAE4TM-0w
後半はフルートなどの木管も加わります。
「間奏曲」はもともとユニゾンですね。
モントリオール盤はホルンかユーフォニウムか
判断つきません。
ソロはこちら「前奏曲」になります。
http://www.youtube.com/watch?v=x9bBNi0JLpk
3分20秒あたりから ソロです。
音源のご紹介ありがとうございました。