~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

酩酊演奏?

2008年07月29日 19時55分09秒 | ピアノ
やっとまたイゾルデを弾く気になってきたので、録音を録ってみたり、過去のものを聴き返したりしてみました。

録音は合わせて10回以上録っていて、そのうち本番が2回。サークルの発表会とコンペ予選。
6月初めくらいのものから4~5回分を聴きなおしましたが、本番の2回分だけが全然違うんですよ。
当たり前といえば当たり前なんですけど、まず速度が速い、それに長い音符なんか待ちきれずに1拍くらいフライングしたりしてます(殴)。
うちでの録音は6月中旬のものも昨日のものも、基本的には同じような速さですし、フライングなんかないので、これは単に本番でのテンションだということなんでしょう。

一言でいうとですね、これは正気じゃないです・・・酩酊運転(爆)。
予選のあと、長いフレーズで歌い続けることと、最後までうだうだ(?)綿々と続く雰囲気を意識して、レガートを見直したり、重なった音の弾き方を考え直してみたりしたのですけど、本番はまた別モンになるんでしょうねえ。

考えてみれば、聴いていただく方には、素面での演奏はご披露していないということになるわけで(殴)、そりゃ失礼じゃないかとも思うのですけど、仕方ないです(実際には、私はお酒を飲むとまったく弾けなくなるタチでして、うちでも飲んで練習したことはありません)。


ただ、自分で聴き返してそう思うだけで、もしかすると「え、おんなじだよ」と言われる可能性も大なんですけど、自分で聴くと相当違うというか、「おいっ!」って感じ。もちろん、ミスタッチがふだんより随分多いとか、テンポが違うということもありますけど、もうちょっと客観性がほしいなあ、と思います。

・・・むずかしい・・・






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2 コメント

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全く (よっしー^^)
2008-07-29 22:18:36
同じ環境(時間、天候、気分等)で弾いているわけではないので、演奏が全部違っているのは当然といえば当然ですね。意識的はこう弾いたつもりでも、無意識的にはああ弾いていたりして、録音すれば、こうとああが合体したものになって聞こえるんでしょうねぇ。その録音を聞く環境によっても、同じものを聞いても違って聞こえたりする。人間の感覚っていい加減なものです。絶対的な指標なんてありませんよ。芸術に絶対なんてありえないでしょ?常にその上を目指す。底に何かがあるんでしょうねえ・・・
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Unknown (仮装ぴあにすと)
2008-07-31 00:16:03
そこまで厳密な話じゃないんですよ、私の場合(笑)。
完全に1拍無視とかやってますからねえ・・これはコンクールではバツ(よく知られた曲ならなおのこと)です。
演奏については、「上を目指す」というよりは、楽譜から読み取った青写真に限りなく近づけていくだけです。自分の思っている表現と違うのは気分悪いですから。・・なので、録音をよくやってます。

でも録音しながら弾くようになったのは、一昨年からで、以前はまったくやっていなかったのですよ。定期的レッスンに行かなくなってから、自分で自分の演奏を直していかねばならなくなったことも理由のひとつです。

でも感想はやはり他人に求めないといけないと思ってますので、遠慮してソフトに言ってくださる感想の核(?)を逃さないように心がけています。
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