~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

4月12日(土)、松本和将ピアノリサイタルのお知らせ

2014年04月06日 09時47分28秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

暑いと書いたばっかりなのに、一昨日からまた寒気流入。こんななかで花見したら風邪ひきそう。

桜もそろそろ終盤でしょうか?

桜といえば、実は私はだいぶ長い間、桜が苦手だったのです。

とくに、あまり桜のない出身地から桜だらけの東京に出てきたころは、いっせいに咲いたときのあのまぶしいような白さと妖気(?)にやられて、この時期は、昼間はできる限り部屋のなかで過ごし、夜になると出かける生活。さらに少し時期がすすんで、花と葉っぱが混ざる頃になると、なんというかむずがゆくて、極力精神のコントロールに努めておりました(笑)。

そこそこ春を落ち着いて過ごせるようになってから、そう年月はたっておりません。かつてのこの時期はどんなピアノを弾いていたんでしょう?・・・・・・・録音が無いのが幸いすぎます。

さて、アタマのおかしい話はおいといて、いよいよ今週末であります。

 

 

(小さい方はクリックすると拡大されます) 

プログラムに以下のようなメッセージをいただいております。

<前回のドイツ物プログラムから打って変わって、今回はショパンエチュード全曲。勉強だと思って来られた方、本当に弾けるのだろうかという好奇心で来られた方、名曲のメロディが聞きたくて来られた方、いろんな思いで来られていることと思いますが、僕にとってはこの曲集は練習曲ではなく「物語」です。

最後の1曲を聞き終わった時に、最高の映画を見た後と同じような感覚になっていただければ幸いです。>

 

今回は前半が「幻想即興曲」「ノクターン第2番」「子犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」「くるみわり人形(抜粋)」「ヴォカリーズ」の名曲集となっております。

私は市内だけでなくて、市外・県外、あとレッスンやリハーサルなども聴いているので、これらはすべて聴いたことがありますが、おそらく広島市内では初めて公開の曲が多いはず。

ソナタなどの大曲をがっちりとした構成でもって弾くのはもちろん大変なことですけど、「子犬のワルツ」や「幻想即興曲」のような子供でも弾くような小品を、「なるほど~!」という感じに弾くのは、実はプロのピアニストでもけっこう難しいことなんじゃないかと思います。(正直なところ、私、この2曲は無理・・・・。プロじゃないから弾く必要もないけど)

そのあたり、ぜひ実際にお聴きいただきたいと思うわけで、なかでも、私個人としては、松本氏、「幻想即興曲」メチャ巧いと思うんです。そう思うなら習えばいいんですけど、何度も「次もっていきます」と言っては結局持っていってないという・・・(殴)。それは個人的なことなのでどうでもいいとして、ぜひご一聴ください。

後半、エチュード全曲です。学習者さんにお聴きいただきたいのは当然として、私のような「エチュード、弾くの無理無理~~」みたいな人でも、サブタイトルにあるような「物語」としてお聴きいただくと、お楽しみいただけるのではないかと思います。エチュードが難しいのは「弾く人」であって、「聴く人」には関係ないこと(笑)。たぶん「難しそう~」とは思わずに、ある世界にひたれるんじゃないかと思います。

 

・・・・というわけで、チケット、まだの方はお急ぎください~!