5回目アイーダ。
なにやら期間限定で来春ブロードウェイにアイーダが帰還するとか??
さんざんグランドフィナーレとかいってましたが一体なんなんやら...(笑)
特にわたしは好みな作品でもなくたぶんこの先も大好き~となることは無さそうなんですが
シティオブエンジェルのような初見の大嫌いからの大好きという不思議なはまりかたもあるので
冷静に観劇を続けていきたいと思います^^
二週間ぶりのナヨンさんにアイビーさん。
わたし個人的にはジェリムさんとはこの組み合わせがしっくりきます。
ソナさん強力すぎてちょっと作品の中におさまらないっていうか...(笑)
チョンソナショーになる...(それはそれで幸せ♡)
相変わらず小トラのじゃれあいみたいな可愛いナヨンアイーダとジェリムラダメスです。
二人から発せられるエネルギーもテンションも同レベルで
非常に相性がよいとわたしは思います。
良くも悪くもまだぎこちなさのある二人で
その初々しさが可愛らしくてそして作品としても説得力があるのが魅力的です。
いまSNSではラダメスたちは16歳という設定でざわついています。
情報源がどちらからかも正確な情報かも分かりかねますが
この設定をきいてジェリムさんの少年みある演技に納得しました。
やっぱり推しは歌唱力だけじゃなく演技力も凄い~(べた褒め)
ジェリムさんって抗えないなんともいえない色気で人を惹き付ける魅力のある方なんですが
その色気がいまいち発揮されてなくて
いったいどうしちゃったんだろう...というのが正直な初見の印象でした。
が、16歳という危うい年齢設定とわかれば合点がいきます。
未来に希望もあり自分の人生は自分で切り開くと目を輝かせているけれど
実際はまだ幼く狡猾な大人の手中にあり先を読み取るほど成熟してない。
アイーダやアムネリスより幼い印象なのも16歳なら納得。
身体は大きくなっていてもまだ男の子は幼稚な面たくさんありますものね。
ナヨンさんの演技も10代の少女というのも納得です。
いつも拳をぎゅっと握ったまま踏ん張るようにたち時に崩れそうな脆さが非常に可憐です。
幼いながらも立ち振舞いがどこか優雅で凛としています。
アイビーさんは可憐で誰からも愛され畏れられ
何一つ不足ない王女さま
そんな自分自身も心から大好きで当然ラダメスからも愛されるべきと思っているのに
いまいち相手にされずもどかしさを抱えている可愛らしい印象です。
アイビーさんは一幕の無邪気キャラは可愛らしいけれど
全体的にはナヨンさん、ジェリムさんよりはやや大人っぽく感じます。
役柄的にも後半、凄まじい見せ場があるのでアムネリスは二人より大人っぽくて良いなと思います。
本来の王者の風格といいますか...。
だからこの組み合わせがわたしは好きかなぁ。
おそらくベテラン組のコンジュさん、ソナさん、ウヒョンさんは
また別のちがったおとなのアイーダとなるんでしょうね。
こちらもマストです!(が、年内はちょっと無理そう..←ジェリム回つめすぎた..)
Elaborate lives後
アイーダがぽつりとラダメスに「시랑해(愛してる)」っていったあとのラダメス台詞
最初は「못 들었어 다시 해봐(聞こえなかった。もう一回いえ) 」だと思い
なんつーツンデレキャラだ...と笑いましたが聞き間違えたかな?
それ以降は「다 들었어 다시 한번 말해봐~사랑해요 장군님 해~(聞こえたぞ。もう一回いえ~愛してます、将軍さまだろ~)」と甘えキャラに聞こえこれもこれで笑いました(笑)
アイーダはこれでもかと色んなタイプのジェリムさんの歌が聴けるので
本当に本当~~~にありがたいくらいに耳福ミュージカルなんですが
個人的にはLike Father like Sonのパワフルなロックボイスで歌うジェリムさんが好きです^^
歌詞が鋭いナイフのように鼓膜にスパンスパン刺さってきます^^
ゾーザーはどちらもちがった味でどちらも私は大好きですがソングォンさんは歌詞が聴きやすいので
韓国語が苦手なわたしはソングォンさん派です^^
でも表情とかはソンファンさんかなぁ。
ジェリムさんも顔けわしくて怖いしソンファンさんも目がイッちゃってるから
勢いあってまさに親子の衝突、という印象です。
ナヨンさんのアイーダはこれで3回観ましたが
3回とも止めどなく涙があふれてしまうThe Gods love Nubia
個人的にはこのナンバーはアジア人の声質にはあわないと思っています。
韓国キャストは非常に歌は上手いんですが
こればっかりはイマジネーションとかでは補えない
アフリカン系の方々の強靭な声帯だからこそ成立するナンバーだと思っています。
あくまで私の解釈、嗜好ですのであしらかず。
ただ、ナヨンさんの歌い方とこのナンバーの表現力はそういう声帯の人種的な壁さえ感じさせない
魂を揺さぶるような本物の「ヌビアのアイーダ」の声に聞こえるんです。
これでもかとナヨンさんの歌に泣くんですよね。
アイーダというキャラクターもわたしは好きじゃない(横恋慕じゃない?としかまだ理解できてない←ミモフタモナイ...)
それでも奴隷として異国へ連れてこられ故郷の人びとと国を想う歌をうたう
その気持ちが痛いほど伝わってきてナヨンさんが歌うThe Gods love Nubiaが好きです。
韓国アイーダは曲中のOh Yeahは高く歌うのが好きです。
BW版は低くかっこいい。
このナンバーは絶対にBW版にかなうはずないと思っていたから想定外の良さに
いま一番観に行って満足するナンバーです。
うん、でもまぁBW版かなりいいけどね(笑)
そこは作品性重視のミュージカルオタクなんで正直に言います^^;
アイーダのアンサンブルさんたち。
ゴッドサンブルという別名のとおり神がかったパフォーマンスです。
まだ少しまとまりに欠けている印象はありますが熱気が...!!!!
息をするのも忘れてしまうくらい圧倒されます。
大好きなビリーエリオットという作品がきっかけで知ることとなった
シンシカンパニーという制作会社。
マチルダの千秋楽もアンサンブルさん達の熱気に圧倒されたこと忘れません。
聞いた話では非常に細かく複雑なSchool Songをノーミスでおえたとのこと。
マンマミーアも開幕してわずかの頃に観に行きましたが「あ、シンシ作品だ」と感じる熱気が
素晴らしかったです。
なにかがちょっとだけ違うシンシ作品のアンサンブルさんたち。
わたしはアンサンブルさん達を観るのが大好きな
んです。
今回も本当に素晴らしい。
中でもマチルダでルドルフォ役だったスンイルさんが目立っていて嬉しいです^^
マチルダでは白目むいてるかお尻ぷりぷりさせてるスンイルさんしか記憶にないのですが()
今回は様々なシーンでかっこよく登場するからスンイルさんも素敵です^^
しかも小顔でせんが綺麗な方ですよね...ルドルフォの時はルドルフォすぎてわからなかった...(笑)
ネヘブカ役のセロムさんもしっかり歌い上げ素敵です。
プログラム見たら、アイーダとアムネリスのカバーだとか!
ひぃいいい~凄い...。
連日連夜、平日問わず韓国ミュージカルにしては珍しい満席の続くアイーダ。
作品人気もありますが俳優さんたちも素晴らしいです。
願わくばもう少し音響さん雑音いれないでほしい...と思いますが
これだけ人気作のグランドフィナーレを毎週観に行けることは幸せです^^(チケット取るのは大変...)
客層が観劇慣れしていない観客も多くイライラはありますが2月まで楽しんで観劇したいと思います^^