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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

夢白桃

2010-08-07 18:24:00 | グルメと料理


 岡山の桃といえばやはり清水白桃が有名だが、近ごろ俄然売り出して来た実力派といえば『おかやま夢白桃』ではないだろうか。果汁はたっぷりで、糖度もかなり高い。

 昨日身内の不幸があってギタークラブを休んだ所、当方のことを気遣ってK和田先輩がわざわざ奥様のお里で出来た夢白桃を届けてくださった。

 おかやま夢白桃は、2005年3月に品種登録されたばかりの新品種の桃で、岡山県の奨励品種になっている。話には聞いていたが、家族一同口にするのは初めて。果物、とりわけ桃が大好きな孫の誕生日にあたり、パースデーケーキに加え錦上添花となった。

 この所、毎日の様にあちらこちらから頂くばかりで恐縮している。我が家の自家製で人様に差し上げられるようなおうつりはないが、唯一大きなイチジクの樹がある。剪定が良かったのか今年も沢山実をつけているので、せめてそれでもと思っている。


2人の孫のW誕生日会を祝う

錦上添花となった夢白桃(水で冷やしている)

ネバネバパワー

2010-08-06 09:15:00 | ノンジャンル

瑞々しいツルムラサキ

 昨朝も5時過ぎから2時間ヒエ切りに汗を流した。畦から一見すると綺麗に見えても、一旦田へ入るといくらやってもキリがないほど生えている。

 暑くなる前に切り上げようと田を出掛けた所へ、同様に隣の畑からも引き上げ掛けたお姉さんが、「早うから元気出しょんじゃなぁ。これでも食べて精をつけて。ホウレンソウの代用にはなるよ」と、とりたての珍しい野菜ツルムラサキとオクラを持たせてくださった。真夏には、緑の野菜が少なくなるのでツルムラサキは重宝する一品。

 ツルムラサキは聞くのも見るのも初めてだが、東南アジア原産のつる性一年生草本の野菜。葉と茎をおひたし、味噌汁などとして食用にする。味はホウレンソウに似るが独特の粘り気がある。

 オクラ、モロヘイヤなどを刻むとネバネバが出て来る。このネバネバの素は「ムチン」という成分で、オクラやナメコ、里芋などのネバネバ野菜に共通して含まれているもの。ムチンは糖とタンパク質からできた物質で、糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病などの予防に効果がある。また、胃壁を保護してくれるので、消化不良や食欲不振を防いで胃のトラブルをも予防する。

 ネバネバ野菜は、昔から滋養強壮に良く効くといわれ、まさに夏を乗り切る食材の一つである。恐るべしネバネバパワー。

 夏を乗り切るといえば、シソジュースも欠かせない。今朝もU住の奥さんが勤めに出る前を、シソジュースを届けてくださった。我が家でもレシピを聞いて挑戦してみるのだが、未だにこの味が出せないでいる。


U住特製のトロピカルなシソジュース

ストレッサーの極み

2010-08-05 16:20:00 | ノンジャンル
 今朝、従姉妹のY子が乳がんのため急逝した。享年63歳。あまりにも早い別れであるが、病魔には勝てなかった。昨春、母の葬儀に参列してくれた折には、既にかなり進行していたようで全く生気がなく、その病状を気遣ったものだ。

 先月15日には近所の奥さんが、やはり乳がんが元で亡くなった。こちらは更に若く享年60歳。本人や家族には誠に気の毒なことだが、周りにも大きなショックを与えた。

 現在日本では、25人から30人に一人は罹る乳がんは、ごく早期に発見されれば95%が治癒するといわれている。ただ、乳がんに限らず、がんで死ぬのはほとんど転移がある場合。 そして乳がんが怖いのは、仮に検診で乳がんを見つけたとしても、その時点で転移しているかそうでないかは既に決まっているということである。

 現代社会は、ストレス社会といわれている。「ストレスのない者は、死者だけだ」といわれるくらい、生きている間はストレスから逃れることは出来ない。
 アメリカの社会生理学者ホームズとレイが、生活上のあらゆる出来事がストレス源になることに着目し、日常生活において、どのようなものが人々の心理的ストレス刺激(ストレッサー)になるのかを調べ、43項目のライフイベントからなる社会的再適応評定尺度を作成している。これによるとストレス度は、「配偶者の死…100点」が最も高く、5番目に「親族の死…63点」と続く。

 このところの炎天下での農作業でかなり溜まったストレスに、追い討ちをかけるような訃報に接し、ストレス症状が心とか身体に表れなければと懸念する。
 あわせて家族・親族の心中を察するに余りある。Y子のご冥福を祈りたい。

長寿大国ニッポンの裏面

2010-08-04 10:36:00 | ビジネスと社会
 日本人の平均寿命は男性が79歳、女性が86歳と、いずれも過去最高を4年続けて更新した。100歳以上の長寿者は4万人超にも及ぶそうだ。まさに長寿大国ニッポンである。

 そんな統計数字に首を傾げたくなる珍現象が生じている。先月末、東京都足立区で「111歳」とされた男性とみられる遺体が自宅自室で見つかったことに端を発し、全国で100歳以上の高齢者の所在がわからないケースが相次いでいる。

 よくよく調べてみると、何十年も前に亡くなっていたり、子どもたちや近親者ですら誰も居所を知らなかったりと、俄かには信じがたい話である。

 本日のニュースによると、岡山市でも100歳以上の高齢者3人の所在が不明になっていることが明らかになった。

  「孤独死」が騒がれるようになって久しいが、核家族化に伴い家族関係が希薄になったことなどが一因するのか。高齢化(長寿)社会の末路を暗示する事件(事故)ということで、何ともやりきれない思いがする。

 小生の知る関西圏に住むS谷さん一家は、仕事の関係で実家の山口に住む年老いた母を気遣って、必ず毎日午後9時に3回電話コールし、折り返しお母さんも3回コールを返すなどしてお互いの無事を確認しあっていた。
 そのS谷さんは、6月で定年退職し山口に引き揚げたのだが、既にお母さんは3年前に89歳で亡くなられた。

たかが箸 されど箸

2010-08-03 20:14:00 | 暮らしと生活


 折角引出物、内祝い、お返しなどで頂きながら、実用に供せず出番の無いままバザーの商品に化けることがままある。

 その点、カタログギフトは多種多用の中からチョイス出来るので、先方の好意を無にすることもなく貰って嬉しい。

 ところが家庭には物が溢れており、意外にも「これこそ欲しかった」という一品に中々行き当たらない。

 今回もカタログが届いて1週間にもなるのに、未だに決めかねていた。今日も散々見返しながらも、決まらぬままカタログを閉じかけて巻頭の1品が目に留まった。

 フランスの高級食器・陶器メーカー、クリストフルのペア箸である。写真で見る限り、色はユニアイボリーで、アクセントに銀のヘッドに「Christofle」の文字が刻印された格調高い”卓上の芸術品”である。

 食器には結構こだわるが、たかが箸ごときに自前でこれほどのお金はかけれられない。しかし、よくよく考えれば箸ほど使用頻度の高い日用品も珍しい。使う度に贈ってくださった方に思いを馳せ、何よりの記念になると思い至った。これこそ格好の品であるということで即決した。