てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ジェラートの序でに

2009-04-12 16:50:00 | グルメと料理
 映画「ローマの休日」の名シーンのひとつ、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女がスペイン広場の階段でジェラートを食べるシーンはあまりに有名。
 恥ずかしながら5年前にイタリアを旅した際、トレビの泉の隣のジェラテリアで食べるまで、ジェラートという言葉も知らず、小生にとっては単なるアイスクリームであった。

 ジェラートはイタリアで生まれたアイスクリームの原型とも言うべきものには違いないようだが、何もイタリアまで行かなくても、岡山市でも美味しいジェラートが食べられる所がいろいろあると聞いている。
 春を通り越して一足飛びに初夏の陽気の中、前から気になっていた「ジェヌイーノ」を訪ねた。閑静な住宅街の中の細い脇道に入った場所にあり昨日は見落としたので、今日はネットできっちり調べてやっと辿り着いた。
 御多分に漏れず元々が松崎牧場で、真冬でも行列ができる「牧場ジェラート」である。搾乳からジェラートに仕上げられるまでたったの3時間。低温殺菌などの工夫もされ卵は使わず、更に嬉しいことに気になるカロリーもアイスクリームの約半分、これでミルク本来の甘さを味わえること。
 当店人気NO.1のプレミアムミルクジェラートとバニラメキシコジェラートをかみさんとふたりではんぶんっこして頂いた。
 
 当店前では思いがけずこの近くに住むという、従兄弟の娘と子供3人に出くわし、久し振りの出会いに子供たちお気に入りメニューを振舞い、しばし歓談した。大伯母が7年前に亡くなってから疎遠になっていたのだが、みんなの消息を確認でき有意義な一時となった。
 また、お隣の牧場の牛たちを見て、両親が酪農をやっていた子供のころを重ね合わせ、そのご苦労を察し、遠い昔を懐かしく思い遣った。

 今日の昼食場所は、岡山市水門町の宮山(稲荷神社境内)と決め、息を弾ませながら丘に登った。境内の桜は盛りを過ぎ葉桜半分だったのと、格好の日陰もないので写真だけ数枚撮って、八重桜など遅咲きの樹を求めて岡山市竹原にある三徳園に場所変えした。
 園内には桜並木や桜類の展示園があり、樹齢50年以上の古木から新しいものまで、ソメイヨシノを中心に約400本が植えられている。ここで見られる桜は約50品種と多く、中でも珍しい黄緑色の花を咲かせるギョイコウ(御衣黄)は人気が高いそうだ。昨日NHKで報道された宗堂桜もここで見ることができた。


松崎牧場の乳牛

稲荷神社境内

稲荷神社境内

稲荷神社境内

三徳園の桜並木

三徳園の園内

三徳園の珍しい緑黄色の桜「御衣黄」

三徳園の宗堂桜

三徳園の紅白のしだれ桜

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4 コメント

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Unknown (mari)
2009-04-15 12:40:40
「餘慶寺」の桜に続き、素晴らしい桜風景の写真たちですね。
私もお花見に行ったような、清々しい気持ちになりました。
どうもありがとうございます。

ジェラート、おいしいですよね~。
私も好きです。
プレミアムミルクジェラートとバニラメキシコジェラート、
名前をお聞きしただけで「コレは絶対おいしい!」と思えました。
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Unknown (omotann)
2009-04-15 16:19:03
mariさん
先日来の、mariさん、suzieさんはじめ皆さんの桜記事に誘われ、あちこちの桜を堪能して来ました。
何せ花の命は短く、とりわけ桜はあっと言う間なので目が離せません。
話には聞いていましたが、三徳園の珍しい緑黄色の桜「御衣黄」も初めて目にすることが出来ました。

牧場ジェラートだけあって、絞りたてのミルクから作られた逸品は、とても濃厚ながら上品な甘さでした。カロリー控え目なので、メタボの身にはありがたいです。
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Unknown (三日月51)
2009-04-15 20:06:49
ようこそ宮山へ!前週は「さくら祭り」で賑やかだったのですが・・・。せっかく足を運んでいただいたのにお気の毒です。でも良い運動をされましたね。来年こそ花盛りにいらしてください。
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Unknown (omotann)
2009-04-16 06:43:57
三日月51さん
貴ブログの「2009.04.12 稲荷神社」の記事拝読しました。
「稲荷神社の末社が各町内六箇所に点在」しているとは知りませんでした。
25年ほど前にご当地の新聞販売店主に案内されて以来、3度目の再再訪でしたが今は昔日の面影もなく残念でした。社務所のトイレの鉄蓋は朽ちて落ちていました。同神社への上り口で、古老二人が「ようこそお参りを!」と声を掛けてくださり、何だか救われた思いです。
「村の語り部も少なくなり、こうして歴史や伝統は絶えていくのだなと実感した。」に同感です。
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