大手まんぢゅうともなみ（右）
岡山名物に大手まんぢゅうがある。大手まんぢゅうは天保八年（1837年）創業、その名称は、当店が岡山城大手門附近にあったため、備前藩主池田候からいただいたそうだ。工場は拙宅の隣町の岡山市中区雄町にある。
名物にうまいものなしといわれるが大手まんぢゅうは例外。甘党にとっては文句なく絶品で、まさに「名物にうまいものあり」といえるだろう。自分が好きなこともあり、ちょっとした手土産は必ずこれに決めている。
今年生誕120年を迎える岡山ゆかりの名文筆家、内田百間（「間」は正しくは「門」の中が「月」）がこよなく愛したのが、この大手まんぢゅうだそうだ。かくいいながら内田百間の書物は殆ど読んだことはない。せいぜい黒澤映画の『 まあだだよ 』を観て知るくらいである。
母が4度目のミラクルリカバリーを果した。昨日の午後、49時間ぶりにエネルギーゼリーを少々飲み下すことが出来た。今日も殆ど“眠り姫”だが、体温・血圧・酸素濃度のいずれもほほ安定している。肝心の食べ物は、午前中にエネルギーゼリー100kcalと、薬と一緒に水を50cc摂ったばかりだが、楽観は出来ないものの少し持ち直した兆しがある。
手厚い看護と介護を尽くしてくださる職員の方々、同じくやすらぎ1丁目の住人のみなさんに、ほんの感謝の気持ちに代えて、“三時のお茶のお供”に大手まんぢゅうを届けた。
皆さんの強い思いと心のこもった看護に、応えてくださったのですね。
大手まんぢゅうは、いわゆる「吹雪まんじゅう」に似ていますが、こし餡なのですね。おいしそう。
手前のもなみも、普通の最中とはどこか違うのでしょうか。
機会があったら是非食べてみたいです。
ご心配を頂き有難うございます。
とうとう食べ物を受け付けなくなり、生きようとする気力がめっきり失せました。
明日はどうなるか一日のことがいえませんが、どうにか頑張ってくれています。
大手まんぢゅうは糀から作った甘酒をつかった生地でこし餡を薄く包んで蒸し上げたもの。餡が何とも素晴らしく、この後をひく美味しさは甘酒の香りと深さにあります。一度に2、3個は平気です。
一方、もなみは蜜に漬けた大納言小豆の入ったこし餡を餅米の皮で包んだもので、所謂最中との違いは上手く表現できません。
ある人曰く「あっさりとした甘みの奥に、小豆の微かな渋みが残っていて、淑女のような、しなやかさを感じてしまう小さな最中で、軽やかな噛み心地にも楽しくなってしまう」そうです。
美味しそうなまんじゅうともなかですね。実は、きょう訪問先で、「栗きんとんもなか」を頂いてきました。「甘党なので喜んでいただきます」と話したら、奥様が「私は辛党なので食べないんですよ」とのことでした。帰りに箱ごと頂いてきました（爆）同僚に配ったところ喜ばれましたｗ
無念ではありますが、４度目のミラクルリカバリーならず、24日午後11時20分永眠いたしました。
これまで数々の励ましを頂きありがとうございました。