義弟の一日遅れの誕生日と雛祭りを祝って、本来ならばちらし寿司なのだが、先日作ったばかりなので、代わりにいなり寿司を作り届けた。肝心の義弟はグラウンドゴルフで家を空けており、主役抜きで義父と一緒にささやかに祝った。
たかがいなり、されどいなり。昔から我が家では、用いる油揚げについては、独特のこだわりがあって、おかべのものに限る。
次に中に詰める寿司飯(酢飯)であるが、以前NHK ためしてガッテンで「いなりずしを激ウマに変える裏ワザ」を放送、「そこそこのいなり」を「究極のいなり」にするには、酢飯に砂糖を入れないこと、とあった。
しかし、我が家ではこれに反して、ちらし寿司の寿司飯にまぜる調味料とほぼ同じ配合にしており、これが口に合っている。やはり味の好みは各家庭でバラバラということ。
ただ番組の中で紹介していた「いなりずしは、作ってから食べるまでの時間で味が変わる」は、大いに参考になった。ちらし寿司の場合は、作ってから時間を置くことによって味が落ち着き旨味が増すという双方の違いに要注意。
いなり寿司を時間が経っても美味しく食べられるように、プロのワンポイント「油揚げの味を濃くすることで、酸味が加わっても味が大きく変わらないように工夫。大量の砂糖を使う上に、一晩置いて、もう1度煮ることでさらに甘味を増す。」だけは心掛けている。
最後に形だが、我が家では一般的な米俵を模した四角形にする。これも味と同じく、関西では三角揚を用いて三角形に仕上げられるなど、地域によって異なるようだ。