両親の結婚記念写真(1947年2月11日撮影)
64年後の同じ場所(2011年2月11日撮影)
うっすらと雪化粧(2011年2月11日撮影)
甲子園でも雪化粧(2011年2月11日10時26分撮影)
昨夜来の冷え込みに、さすがの県南に位置する当地区でも、今シーズン初の雪景色をみた。朝は屋根にうっすらと雪化粧だが、さらに今日も雪は続くそうで久々の積雪となりそうだ。
2月11日の「建国記念の日」は、両親の結婚記念日でもある。冒頭の一葉は64年前の結婚式の記念写真であるが、この翌日大雪が降るというハプニングに見舞われた。“ ホワイト・ウェディング”といえばイメージは良いが、それを巡って親父と祖父の間でちょっとした小競り合いになった。
慣例に従い祝言を挙げた翌日、母の実家に挨拶に行く手はずになっていたのだが、生憎の雪となり足元が悪い。ましてや母の実家は県南を30数㎞ほど北上した山村にある。折からの悪天候を理由に、祖父が挨拶回りを見合わせるよう提言するのを、父は「如何なる理由があろうとも、料理を準備して待ってくれている好意を無にする訳にはいかない」と主張して譲らず、雪中行を敢行したというもの。
その後の顛末は聞き漏らしたが、気になるところ。乗り合いバスを降りてから、残る4㎞ほどの雪の山道をどのように克服したのか? 今となっては知る由もない。