てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

青春のひとこま

2010-11-24 18:47:00 | 舞台、ライブ
 43年前の10月、所属していた写真部の2泊3日合宿でのこと。合宿内容はしかと憶えぬが、ただ一つ、あろうことかこの席で私が11月28日に控えた大学祭前夜祭での恒例イベント仮装行列の写真部実行委員長に祭り上げられた。
 たかが仮装行列とはいえ、生来の引っ込み思案から、先頭に立つよりその他大勢でついて行くタイプだったので、柄ではない大役に困惑した。しかし、決まったからには全力を挙げて成功させるしかなく、いかに部員を参画させ、知恵と汗を出させるか、慣れない仕事だけに苦慮した。

 10月9日の実行委員会において、テーマは「マンガ天国」で、内容はひとつの御輿を中心に銘々がマンガの主人公のゲゲゲの鬼太郎、ケロヨン、バカボンなどに扮することに決定。
 翌日から行動開始し、早速にお面作りだ。みんな未経験のためノウハウのない中、手探りで古紙を活用した紙粘土作りから始め、型取り、仕上げ、色付と続いた。辛うじて部員の中の二人に絵心があり助けられた。
 並行して写真展用の作品仕上げもあったり、バザーの段取り、券の販売ノルマ達成にと忙しい日々が続いた。
 一方で、本業の学業はゼミの同じグループが集まり、時には泊り込んでのレジメ作成に余念がなかった。

 11月28日夕方6時過ぎ、いよいよ本番を迎えた。大学グラウンドを出発し、城下からメーンストリートの大街道、銀天街を練り歩き、午後8時20分頃には帰って来る行程。
 我が写真部は、少林寺拳法部とワンゲル部に挟まれて3番目の行進。ない知恵を絞ってアピール文を用意し、総務を通じてメーン会場(明屋湊町店の前)で流して貰うなどの工夫はして臨んだが、その甲斐もなく賞外に終わった。重い仮面を被って2時間余の行進にも拘らず、選に漏れたとあって疲れも一入だったが、女子部員の心尽くしのおにぎりと酒の旨かったこと。
 一同気を取り直して翌日からの写真展会場の設営にかかった。仮装行列では事前準備に時間をかけた割にはパッとしなかったが、何とか無事やり果せた充実感を味わうと共に肩の荷が下りほっとした。

大学祭前夜祭での仮装行列
=1968年(昭和43年)11月28日=

バザー看板を右手に持って冠り物をしているのが小生、後には目玉おやじが続く。そしてバカボンやパーマンの姿も。

面河渓での写真部合宿

面河渓で拾った流木が水槽を飾る
コメント (2)
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