世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

学習指導要領に「愛国」の取扱留意点を明記しよう!

2006年04月30日 | Weblog
教育基本法改正案が与党自公民で話し合われ、特に「愛国心」をどう明記するかに焦点化され論議がなされた結果、双方の折り合いが尽き決着した。「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」が閣議決定された。戦後1,947年の制定以来60年ぶりの改定である。教育基本法は「教育の憲法」といわれ重たい法律である。拙速に決着されては後世に悔いを残す。これからの本国会で十分なる審議を尽くして決定してもらいたい。日本国民の未来の指針であり方向づける大事な法案である。全ての階層の意見を隈なく聴取し取り入れて法律化すべきである。現行法の前文である「個人の尊厳」を重視した基本的な精神を踏襲し、かつ現行法に欠落していた家庭教育、生涯教育、障害者への配慮等が付け加えられ前文と11条から「前文と18条」になった。付則する「教育振興基本計画」には時代に対応した不登校・いじめ、学力向上等の具体的な課題を5年毎に「政策目標」として掲げる事も明記された。戦前の「教育勅語」の徳目主義、国家全体主義の反省から戦後教育の出発点として教育の指針となった「教育基本法」。その理念を法律化した。男女共学や教育の機会均等を高らかに謳い上げバラ色の未来を想定して戦後教育の第一歩を踏み出した。60年の時代の目まぐるしい変転に「不易と流行」を実施し風雪に耐え、それなりに機能してきた。改正で新たに付加された項目は時代に対応した条文である。懸念される事は台頭する偏向的なナショナリズムへの配慮である。自公民が論議した「愛国心」に纏わる「反日」、国会議員の発言「反日的分子」、「売国」・・・云々の論評である。そこでタイトルの文部科学省の「学習指導要領」の総則及び各教科、領域等の教育全活動を通しての徹底的な「愛国心」の正しい理念を言葉の言い換え、即ち今回の「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」でなりすますことのないように配慮してもらいたいことである。偏向した愛国心の代替としての「伝統と文化・・・云々」ではなく正しい理念としての「伝統と文化・・・」を「学習指導要領」の取り扱い留意事項として展開例を明示し、あらゆる想定に対応する事例を挙げて授業で実施し周知徹底してもらいたいことである。紙面の都合で長文の論評は割愛するが心情は理解してもらいたい。議員諸公のご奮闘を期待します。・・・


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