小沢証人喚問より経済対策を最優先せよ！

 

 

もう、ウンザリである。口を開けば 政治とカネ 、証人喚問 、政治倫理審査会等々と政治家の資質に関する論戦に比重を置いている様で聴き飽きている。それは政策を実現する為の手段であって、目的ではない。政治以前の政治家として相応しいか　そうでないかの個人の資質に関する問題である。何もその事を蔑にせよと言っているのではない。政治本来の目的である「政策実現」を最優先せよ、と言っているのである。喫緊の政治の最重要課題は、この疲弊した日本の現状を打開する“経済対策”を最優先して国民生活を底上げせよ、それが当面の政治の最優先して実現すべき課題である、と訴えているのである。国会開会中の審議、論戦が「政治とカネ」に纏わる論議に時間の大半を割いては本末転倒である。・・・「小沢強制起訴」は司法の手に委ねられた。専門機関に当面は委ねて、任せて、静観すべきである。・・・野党の主張の論拠は、“国会の責任において為すべき事は、＜説明責任＞を果たしていない小沢氏を国会に招致して、証人喚問して、政治家としての＜政治的＞、＜道義的責任＞を果たしてほしい”という事になっている。司法と立法（国会）が並行して責任を追及すべきである、と主張している。ある側面、意を衝いているようだが、国民を説得するには十分な論拠になっていない。国民の本音は、「生活の底上げ、経済」をどうにかしてくれ、という事に尽きる。その事を蔑にしては、＜小沢強制起訴＞を捲し立てても、国民は政治から遊離していくばかりである。政府与党の攻撃材料が「小沢強制起訴」に収斂している様では情けない国会になる。国会本来の機能（国民生活の向上）を果たしていない。国会本来の実現すべき「政策的機能」を果たしてほしい。