「外交」は自国の国益の為に、どう偽装し真実らしく 装う かの駆け引きの場である、と思う。国や世界の 大義名分 を誰でも肯定しうる世界の普通(差し障りにない最大公約数としての)の常識で自国を代表し主張し披瀝する。マスメディア等もそう報道する。社説や綱領等で主義主張の明確な同類の媒体は逆に辛辣な、最も真相・真実に近い報道をしているのだと思うが、そうではない報道もある様な気がする。・・・「奇麗事では済まされない」のが、特に一国の命運が懸かっているトップの「外交」だと思う。物事の表裏には常に光と影が投影している。影の部分が世の中の大半で、暗部の流れが世相・トレンドを形成している。日本の様な資源小国、陸続きの国境のない島国の「外交」と大陸的国境の在る複合民族の大家族的国との「外交」は自ずと違ったスタンスで歴史的には流れて来た。一言で言えば 『「お人よしの国家 日本」(莫大な国家的債務を抱えながら世界への貢献と称してODA{政府開発援助}やその他の数多の援助資金の無償に近い支出)外交』と他国は分相応の『強か外交』を辛辣に展開している。陰の識者等の言辞を借りれば「米国の軍産複合体の言いなりで 共謀罪 を成立させようとする日本。首相官邸直結の警察はナチスの ゲッシュタポ である。9 11 事件の再来をテロリストがやれば 共謀罪 の創設は必要。9 11でさえ意図的謀略説が囁かれている。軍事産業はどこかで言論報道の弱体化した国に因縁をつけて大義名分の下、戦争を仕掛けないと生き残れない。大量の失業者を輩出することになる。大衆の暴動と時の政治とは紙一重、表裏一体の関係にある。国益優先も外交と言う手段を行使して目的を達しようとする。言語・風俗・風習・歴史・文化の異なる複合異民族の連合体・連邦の国家は国民の自治・治安には「論理・合理」、「白か黒」かの明確な道筋でないと治まらない。「論理・合理」の世界である。日本は情緒・心情の細やかな「情の世界」である。その不変の日本民族の基層を基に「論理・合理」の世界と駆け引きしなければならない。世界を見据えた「大人の外交」を展開していく時世が到来した、と思う。次期政権には、そういう "外交の強かさ" を念頭に置いて頑張ってもらいたい。
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