世界一高齢人口の日本! 今後も益々、拍車を掛けて高歳化が進む。
しかも問題なのは高齢の老人が同じ高齢の老人を介護するという そういう現
実が“老老介護”である。今日の日本を心底傾けて脇目も振らずに築きあげて
きた人達である。それが今の高齢者、老人達である。そういう現実は侘しい老
後という外はない。今日の日本の繁栄を築き上げてきた人達は他ならぬ彼等、
今の老人達である。だからこそ、その労苦に報いるのが 現役世代 や 政府 で
はなかろうか。・・・負担の公平、全世代(老若男女)で相応の負担(5割負担
税、4割負担 現役世代、1割負担が受益者当人の老人)云々は、論理としては
納得がいく。1+1=2の類だ。でも人生には、全て そういう論理だけで解決が
つくのか? ・・・蛇足だが、<事実>と<真実>は違う。人生には“事実”より
『真実』という より重要な局面があると思うのだが・・・。 官僚は又しても嘯く!!
“神学論争は止めよう!”と。・・・そういう様に“官僚の逃げ道”は幾らでも用意
されている。古参もそうではあるが新米議員に至っては、到底、彼等のそういう
(天下り、談合、汚職、不祥事、税金の不正支出等々の瑕疵の続出・・・)狡猾さ
には太刀打ち出来ない。
・・・――確かに今日の日本の繁栄を政策的に築き上げてきたのは世界一優秀
な彼等、官僚達である・・・当初は。 しかし、どんな清水や真水でも長い間には
澱んで濁水になる、の例えにある如く今日の官僚達は濁水のオンパレードにな
った。そういう現実に官僚制度は今、直面している――・・・
だからこそ新陣代謝が必要なのだ。 話は横道に逸れたが、今の高齢者の現
実を直視する時に考えさせられる。 「老老介護」という現実だ。そういう切羽詰
まった喫緊の対策には当然、政策的に後押しするのが政治であり、政府の役
目である。そう訴えると、それに充てる 財源 はどうする、と定番通の“予算
云々”を声高に叫ぶ。イタチごっこもいいところだ。そこでトップの英断が必要に
なる。そういう現実に直面した時にこそトップの出番である。総理の采配が事を
決する。総理の指導力を発揮すべき時なのだ。どうも福田総理は、そういう時
に顔が見えない。英断を下してもらいたいのだが・・・。しかも最近では“老老介
護”から更に最悪の状態になった。『認認介護』への移行である。痴呆症(軽
度)の人が痴呆症(重度の要介護)を介護するという事態に立ち至った。超悲し
い現実が突きつけられている。2005年に<205万人>(13人に1人)の痴
呆症が2030年には<430万人>(8人に1人)になる試算が出ている。喫緊
の対策が要請されている。後手、後手の対策では政治の形態を成し得ない。
今こそ総力を結集して、総力を挙げて取り組むべき最重要課題だ。喫緊の対
策が必要だ。埋蔵金(年金等の支出が明確な資金以外、精査すると、そうとう
の予備資金量がある)の使途も非常時用としての予備の域を脱し“人生の黄金
期”に差し掛かった老人達の充実した人生を支援すべき資金として支出すべき
だ。政府も現役世代も目の前の 幸の充実 を満たしつつも何れ自分達も現役
世代の お世話になる、そういう自覚で高齢世代を支援してほしい。政府は更な
る責務を認識して取り組むべきだ。・・・もう一度、訴える! ≪認認介護≫の
現実を直視して政策的にあらゆる手段を講じて打開策を執るべきである。
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