年金記載不備、政治とカネ の問題に国会論議が集中してい
る。国民投票法が成立し憲法論議に論戦が移ったかにみえたが俄
かに浮上した 年金 と 政治とカネ に後半国会は終始しそうであ
る。忘れてはならないのが 改正教育基本法 と 教育三法 に取り込
まれた「愛国心」、国を愛する、その態度、というその<具体的内
実>が観えてこない、というのが気になる。そもそも個々人の内面
に国家は立ち入ることができるのか、という<内心への自由>へ
の介入の是非が論じられてこなかった。生まれ育った郷土(ふるさ
と)に愛着を持ち誇りに思うのは自然の情である。それを強制力の
ある(法とはその属性が国家の強制力である、特に憲法は権力を
縛るのが使命)法で縛るのがそもそも自然の理(ことわり)に適うこ
となのか、ということである。・・・基本的なそういう概念規定から吟
味し論戦すべきであった。地裁や最高裁の判決にも微妙に異なっ
た法的判断が下された。人や立場により叉は思想、信条によって
合憲、違憲、違法の是非が裁定される。憲法19条は「思想及び良
心の自由は、これを侵してはならない」と断じている。・・・つまり「愛
の強制」の結末はシェークスピアの「リヤ王」にその典型を観ること
が出来る様に、終末は<むなしさ>の顕現で悲劇の終幕となる。
愛の打算がその報いとしての終着駅になる。私達国民は権力の権
化「リヤ王」の二も舞を演じてはならない。個々人の思想信条は尊
重されて然るべきものだし、憲法19条で保障されている。憲法の
属性は立憲主義である。時の権力の横暴を縛ることにその意義が
ある。数の横暴による民主主義を逆手に執って法を成立させ
る。・・・それこそ<むなしさ>の一語に尽きる。・・・ましてや、十
分、審議を尽くさず拙速に成立させる。最重要法案が悉く成立す
る。国民は只、傍観するのみか、国民から選出された選良といって
も最善の方途を講じているとは思わない。あまりにも拙速すぎる。
数多の法案を成立させるのが使命ではなかろう。国民の目線で、
国民に眼に見える様な慎重審議をしてもらいたい。”愛”は強制す
べきではない。ましてや、法によって縛るべきものでもない。従って
憲法に保障されている「内心の自由」を侵してはならない。 ”愛の
終着駅”は<内心の自由>を保障すること、に尽きる。・・・
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