12日(日)の東京都議選は、自民党の現有議席(48)を維持出来ず8議
席減らして40議席にでもなれば、全てアウトである。辛うじて公明党が現有議
席23を維持出来ても過半数の64議席に届かない。入れ替わって民主党が議
席を伸ばし第1党になる。都議選の世論調査の結果が如実に証明している。
以下に列挙しよう。
・・・■投票先■・・・
●朝日新聞・・・
○民主28%
○自民15%
●毎日新聞・・・
○民主26%
○自民13%
●読売新聞・・・
○民主29.4%
○自民16.9%
●東京新聞・・・
○民主30.9%
○自民19.7%
投票先が未定の有権者は多いが自民党の都議選敗北は避けられそうもない。
都議会定数は<127議席>。自民党が現有<48議席>のうち<8議席>を落
として<40議席>になれば、公明党が現有議席<23議席>を維持出来ても
与党合計は<63議席>で過半数に満たない。惨敗である。先の静岡県知事選
でも民主党は分裂選挙で勝てない羽目にあったが民主党推薦候補の川勝氏
が当選した。自民党にとっては“勝てる選挙”だったのに・・・。選対副委員長の
菅氏は強気の姿勢を崩さず「静岡県民の判断で、内閣に対しての信認とは関
係ない。政権運営に支障を来すことはない」と言い切った。都議選についても
「東京と静岡は全く違うから影響はない」と付言した。多くの自民党幹部も、衆
院選への影響を否定したが、別の見方では、東国原を担ぎ出したからだ、との
恨み節 を奏でる。―― 人気者の東国原知事擁立が自民には裏目?に出
た? ――、と、衆院選で担ごうとしたからだ(自民党若手)、との声もある。東
国原擁立に奔走する自民党幹部の姿勢に、「落ちも落ちたり、自民党!!」と
酷評した野党幹部もいた。同じ気持ちを抱いた有権者も多いはずだ。お笑い芸
人出身の知事の人気に、あやかろう、という さもしい根性! 藁をも掴む 思い
の自民党執行部の言動に、“この政党はもう政権崩壊だ”と感じた国民も多
い。東国原については、国政を目指す気持ちは、本気の様だが、任期途中で
宮崎県知事を辞職し、自民党の比例代表の上位で当選しても、「党総裁」にな
るという野望は叶えられないだろう。自民党の「広告塔」になるだけで収束す
る。有権者は、節穴ではない。執行部や東国原当人は猛反発とシッペ返しを受
けるのが関の山だ。国民のそういう心情が理解できないのか、今の当人の立
ち位置に疑問を感じるし不可解である。世論調査では、自民党から衆院選の
立候補要請を受けた東国原について、8割以上が「立候補しない方がいい」と
回答している。今後、どう推移するのか眼が離せない。
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