人事の有り方を問う事件に発展し良からぬ方法で収拾した。双
方の言い分を足して2で割った様な結末になった。本来は、正副官
房長官で構成する人事検討会議にかけて決定するのが通例で
ある。小池防衛相は塩崎官房長官の頭上を通り越して直接、安倍
首相に直訴・通知・通告?した。人事検討会議にかけずに、だ。
塩崎氏にしては快く思わないのが心情だろう。安倍首相はその通
知を聞き流したのか、分かった、と聴いたのか定かでない。何故、
即座に「人事検討会議」にかけて決定するのが規則だと指導し
なかったのか、諭さなかったのか、ここにも危機管理の拙さがあ
る。連動して防衛省内の実質的実力者 事務次官の守屋氏が上司
(トップ)の防衛相をさしおいて直接、官邸に赴いて人事に関し訴え
るのも本末転倒である。前代未聞の出来事で、事件である。官邸
は即座に門前払いすべきだった。対応が全て後手、後手に廻って
いる。ここにも官邸の危機管理能力の無さが露呈した。唯一の救
いは遅まきながら防衛省生え抜きの増田好平人事教育局長という
伏兵を内定した事である。これも前代未聞の人事検討委員会を前
倒しにしての通例違反を犯した。官邸は益々、国民から遊離し信
用を失った。もういい加減にしてくれ!と絶叫したいくらいだ。決定
は月末に予定されている閣議で決まる事になっている。何れにせ
よ事件?事故?が起る度に即座に適切な対処をすべきである。改
造人事も人心一新というが古い自民党の体質に戻っては元の木阿
弥である。その事を国民は懸念している。経験豊かな危機管理能
力に長けた人で、政治とカネに潔白な人事でないと国民は納得し
ない。そうかと言って派閥人事に回帰する様では改革の前進はな
い。安倍首相にとっては最後の引くに引けない瀬戸際の賭けであ
る。国民が今回の内閣改造人事に注視している事を忘れないで対
応してもらいたい。・・・
●http://d.hatena.ne.jp/naha36/
●http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha67/
●http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます