去る8月8日に衆議院が解散され総選挙が行われることになった。通常国会の会期は8月13日までだったが解散で参議院も閉会となり会期は終わった。それで国会の機能は基本的に終了し審議中の議案も廃案となった。廃案になった議案は再度、提案しなければならない。憲法の規定により解散の日から40日以内に総選挙を行い、30日以内に首相選挙を行う「特別国会」を開かなければならない。今回は投票日が9月11日になった。あと2日後だ。だから10月10日までに「特別国会」を開かなければならない。「衆議院議員」は解散により身分を失い、「前議員」となる。日本国憲法では「大臣=閣僚は国会議員の中から半数(過半数)を選出しなければならない」と定められている。但し「内閣(政府)の大臣」だけは首相選出の「特別国会」までは引き続き仕事をしなければならないので身分はそのまま「大臣」となる。解散中に緊急事態が起こった場合は参議院に「緊急集会」を開くよう求める事が出来る。例えば災害発生時の自衛隊の出動や世界的異変に対処する為の「緊急集会」や選挙後の国会開催まで待てない「重要事項の議決」を必要とする場合等は開ける事になっている。過去の例では1,952年~53年に2回開かれている。「中央選挙管理委員会の委員の任命」と「期限切れになる法律」の期間延長を決めた。但し、この例は応急措置的なものなので緊急集会で決めた事でも次期国会を開いた後、「衆議院の同意」を得なければならない。解散される前の継続審議が決まっていた法案でも廃案になる。参議院は解散がないので審査はできそうだが解散後は審査は行わないという「議院運営委員会」の取り決めがあるので審査は出来ない事になっている。尚、関心を持ってきた無党派層、無関心層等(投票に行く人)の為に今回の選挙の仕方の解説をしておく。2つの票のうち1つは小選挙区の「候補者名」を書く。もう1つの票には比例代表用の票で「政党名」を書く。私達の将来が掛かっています。是非、投票に行きましょう。
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