あと4日で国会の会期は終了する。巷では9月8日に告示、20日に自民党総裁選、即 次期総理の誕生が取り沙汰されている。 「ポスト小泉」の方々も総理のロシヤ・サミット後に何らかのかたちで出馬表明するのではないのか、と囁かれている。盛り上りに欠けた総裁選になるのか反れとも国民の関心事の内に選出されるのか、各々の所信表明が左右する、と思われる。小生は立候補を表明する方々は次の事を明確に国民の前に提示して論戦を展開してもらいたい、と要望する。即ち・・・「国家の未来像」に収斂する"内政"と"外交"の2点を明確に提示してほしい。平たく言えば「この国の容」をどうするか、と言う事を前提に提示してもらいたい、と言うことである。
1.外交・・・米国との日米同盟を基軸とした外交を展開するのか、全方位的等距離の外交を展開していくのか、東アジア(中国、韓国、北朝鮮)の近隣諸国を重視する外交を展開していくのか、それ等の複合的組み合わせで展開していくのか・・・取分け日中の懸案問題(東シナ海の油田―尖閣列島―)、日韓の排他的水域の未事案、北朝鮮の拉致問題、靖国参拝等に、どう対処するのか、を明確に提示してほしい事等である。・・・
2.内政・・・構造改革の未決問題・・・少子高齢化、年金、医療、税制改革(消費税含)、社会保険(ねんきん事業機構等)、社会保障等々・・・山積する問題に、どう対処していくか・・・。その根底に在る「この国の容」・「グランドデザイン」を、どう描くか・・・、 "経済的側面"の「市場原理主義」を踏襲し、その追究を通して実現していくのか、 "日本の伝統的精神性"(所謂、日本古来の武士道的価値の再発見に纏わる事柄と日本の自然・田園の原風景が育む独自の精神所産等)を指標として「外交」と「内政」を展開していくのか、を明確に提示してもらいたい、と言う事等である。・・・
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