時代の進展に伴い激変する世界の情勢に柔軟に対応するのが責任政党
の役目である。マニフェスト作成時には確かに公表した政策が可能な社会状況
だった。ところが変動激しい世界の情勢に呼応して政策は当然、修正されるべ
きである。世界の勃発的事件・事故(紛争・内乱・内戦・戦争等を含む)に端を
発し世界経済に大きなダメージを与え状況は変動する。それは直ちに世界の
国々に波及する。その結果、歳入と歳出のバランスに瑕疵が生じる。歳入の激
減(当初見込みの法人税の減少、連動して諸税の減少等々)を齎す。その煽り
で歳出が歳入を上回る。従ってマニフェストの政策履行の為には国債発行の
増額で対処する事になる。・・・野党(特に自民党や公明党)はウソ付き“マニフ
ェスト”だ、国民に謝罪せよ!と迫る。一見、筋が通っている様に見受けられる
が内外の激変する情勢を身落としている。マニフェスト作成時のままでは政策
が起動しない。修正して初めて、実情に合った“政権公約”の実行になる。世論
調査でもマニフェストの修正に賛同が多い。決して国民は節穴ではない。実情
を知って修正に賛同しているのである。野党の十年一日の如き想定内定番文
言は、もう、古びた死語である。その自覚が必要なのは野党である。頭の切り
替えが必須なのは野党である。菅政権は怯むことなく果敢にマニフェストを“修
正”して実行し国民に信を問うべきである。公約した政策を実現する実行力こ
そ菅政権の使命であり長期政権への道である。
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