政府・与党は民主党の政権公約の修正に一貫性が無くブレまくっている、
と盛んに批判?喧伝しているが、それは間違い。与党は現実を直視し直接に
国民に責任を負う立場にある。現実路線を執って当然である。他方、野党は現
実路線の負の部分を修正し在るべき理想を提示するのが野党の役目役割で
ある。民主党が政権与党になれば内政の部分修正はあって当然である。180
度の方向転換は、有り得ない。一部の修正をでっち上げ、民主党はブレてい
る、と選挙戦で盛んに吹聴しているが国民は醒めた眼で観ている。政権末期の
悪足掻きとしか映らないし観ていない。外交・安全保障は国対国の国際的な約
束である。政権が代わろうが“継続性”という点では大幅な転換、修正は、あっ
てはならない。国際間の信頼が優先される。民主党が現実路線に方向を変え
つつあるのがその証左である。政権交代を既に視野に入れての水面下での政
策協議も続いている。インド洋での給油継続問題、海賊対処法、ソマリア問題
等々、山積する日本の外交・安全保障も<継続性>という面で的確な対応を
迫られている。日米同盟に軸足を置く、というスタンスでは麻生政権と同基軸に
有る。他方、踏み込んで“アジア重視”も並行して進めるというのが民主党政権
である。憲法問題とも絡んで、外交・安全保障をどう構築していくのか民主党を
中心とする政権与党に課された問題は山積する。当面、二大政党制への序幕
が切って落とされた今回の衆院選は明治憲政以来の革命的序幕である事は
間違いない。国民が民主党に期待するのもその点であり支持する所以である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます