8月末召集予定の臨時国会は当初から波乱含みでスタートする。洞爺湖
サミットまで余すところ8日(7月7日開会)。山積する世界的懸案が喫緊に解
決を迫られている。地球温暖化対策、食糧問題、途上国への食糧支援等々と
地球環境と人間との関わりが これ程、切実になった事態・事例はない。国内の
問題も全て国外・世界と連動している。来年1月で期限が切れる「新テロ対策
法」もそうである。イラク紛争は何時 終結を見るかも知れない泥沼に入り込ん
でいる。そういう事態で再々延長か恒久法の成立を見るか試練に立たされてい
る。・・・11月4日の米国大統領本選でオバマ氏が当選すると、「新テロ対策
法」との関わりはどうなるのか、マケイン氏が選出されると どういう事態が発生
するのか日米同盟国として、その対応を迫られる。仮に共和党のマケイン氏が
当選すれば現ブッシュ大統領の後継としてイラク紛争が終結するまで何らかの
対応を執るであろう。イラクへの給油補給も存続可能となる。「新テロ対策法」
の延長か、恒久法の成立を目指すのか、の選択の論議も可能になる。ところ
がオバマ氏が当選すれば即“イラク撤退”となり「新テロ対策法」も岐路に立
つ。と言うより<日米同盟>の関わりで存続が不可能に近くなる。衆院3分の2
で再々可決を強行出来なくなる。盟主(同盟とは対等平等の関係であるが米国
が実質的な盟主)に従わざるを得ないからだ。
・・・■予測される対応■・・・
●再可決断念(政局に発展)・・・日米同盟の よしみ で米国に同調する
1.自民党内分裂で破局、「政界再編」
2.民主党と平沼新党との合体で「連立政権」
※付随事項:<衆院解散総選挙>、<内閣総辞職>で 麻生前幹事長 が登壇
※解散期日:来年1月と2月(1月の通常国会冒頭解散で2月の総選挙)
※蛇足:ゴア氏がオバマ氏の支持表明でマケイン氏不利、益々 米国次期大統
領にオバマ氏の当選が濃厚となる 従って 自公民・与党 にとっては マケイン
氏の当選が至上命令となる。
■私の見解:「日米同盟」の真の意義を前面に据え“対等平等”の権利意識で
相互互恵の関係を構築し、国内外の事態に対等な立場で解決に当たる。そう
いう真のパートナーシップを発揮するのが 同盟の在り方 だと思う。もう、そろ
そろ従属からは脱却すべきである。米国の『「核の傘」の“保護”』にある<意識
>からの脱却を目指すべきだ。・・・長期政権の疲弊・悪癖(官僚制度の疲弊、
談合入札、天下り、居酒屋タクシー、税金の無駄遣い、年金未解決問題と新た
なデタラメ不正浮上、後期高齢者医療制度の弱点、厚労省の“食の偽装”管理
の未徹底等々・・・挙げたれ限がない)が露呈した現状打開には<一大新陣代
謝>が必要だ。民意を反映した「政界再編」による“二大政党制”を構築する時
期に差し掛かっている。もう、部分修正は要らない。一大改革が喫緊に必要で
ある。・・・
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