都議選 民主党が第一党に 自公民 過半数割れで惨敗！

都議選 民主党大躍進！ 第一党に。自公民過半数（６４議席）割れ、惨

敗。公明党は現有議席２３議席を確保したものの自民党が大後退し自公民・与

党は惨敗した。都民の厳しい都政に対する批判の結果である ―― 都民の眼

力が健全だった事を証明した ―― 。例の 新銀行東京問題、都築志市場移転

問題、東京オリンピックの是非等々・・・、未解決の問題は山積している。今後、

都議会が、こういう懸案の諸問題を、どう解決していくのか、注目される。少なく

とも都議選を前に自民党内のドタバタ劇が災いした事は否めない。古賀選対委

員長の宮崎詣で人気者のお笑い芸人出身の知事、東国原知事を国政に担ぎ

出そうとした、見っともないKYの東国原劇場を演じて見せた事は失敗だった。

党内の賛否両論が渦巻く中で都選に突入したその結果である。　古賀選対委

員長の言動が国民の顰蹙（ひんしゅく）を買った事は間違いない。国政に対す

るパホーマンスが、あからさまに“政治ショウ化”した。その罪悪は大きい。切

実な国民の生活の実態と遊離した政治のパホーマンス化に都民はノーを突き

付けた。都民の健全な良識の結果である。・・・次期衆院選までの自公民・与党

の信頼回復の秘策は、唯一、鳩山民主党代表の政治資金虚偽記載問題の敵

失に頼る外はない。でも国民は、そういう見え透いた攻撃の手段には辟易して

いるし政策で国政を論じてほしいと思っている。勿論、政治とカネ の問題は、

今後も追及されるべき問題であり懸案である。・・・自民党幹部や、若手・中堅、

各領袖は、国政と地方選は別である、と弁解しているが、麻生首相が前例のな

い４２選挙区のほとんどを応援に回った熱の入れ様は、どう説明するのか、解

釈に迷う。麻生降ろし も益々、熾烈を極めるものと思う。自民党のドタバタ劇

は今後も収拾がつかない程、混迷を深める。翻って、民主党の政権奪取が、い

よいよ実現、現実のものとなってきた。次期衆院選も民主党に凱歌が挙がり政

権政党となる可能性が濃厚となってきた。